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細島小都乃プロはテレビ宮崎が厳正なる審査をした登録専門家です

「パニック障害から心を守り、ご自身できるケア方法!!」

細島小都乃

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テーマ:パニック障害

「パニック障害から心を守り、ご自身できるケア方法!!」


パニック症候群かしらと感じることがありませんか? 心配がふえていませんか?

今回はそんな皆さんのために、
・パニック障害がどうして起こるのか
・ご自身でできるケア
をお伝えいたします。
今回は目次-1.についてのお話しです。

1."パニック障害"こころのメカニズム
 ・パニック障害はどうして起こる?
 ・代表的な症状
2.ご自身でできるケア
3.ご自身を守るために大切なのは”心”のケア
4.まとめ
 ・注意点
5.最後に

1."パニック障害"こころのメカニズム

・パニック障害はどうして起こる?

パニック障害の原因は一つに特定することは難しく、生物学的要因、心理的要因、環境的要因などが複雑に絡み合っていると考えられています。その要因についてです。
★ 生物学的要因

•脳内の神経伝達物質の不均衡:

oパニック障害は、脳内で不安やストレスを調整する神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリンなど)の働きが乱れることで引き起こされるとされています

•遺伝的要素:

o家族にパニック障害や不安障害の歴史がある場合、発症リスクが高まることが示されています。

•身体的要因:

o自律神経の過敏性が関与していることがあります。ストレスに対する体の反応が過剰になることで、パニック発作が引き起こされやすくなることがあります。
★心理的要因

•過去のトラウマやストレス:

o過去に経験したトラウマや強いストレス(例:事故、虐待、大きな喪失など)が、潜在的な不安を引き起こし、パニック発作のきっかけとなることがあります。

•不安や恐怖に対する過敏性:

oパニック障害を持つ人は、自分の体の変化や症状(心拍数の増加、息苦しさなど)に対して過度に敏感で、それを「危険」と誤って解釈してしまうことがあります。
★環境的要因

•慢性的なストレス:

o長期的なストレス状態やプレッシャー(仕事や家庭問題など)は、パニック障害を引き起こす要因となることがあります。

•生活環境の変化:

o結婚、引っ越し、就職、離婚など、大きなライフイベントが不安を増幅し、発作を誘発する可能性があります。

•特定の状況への恐怖:

o高所や密閉空間、大勢の人がいる場所など、恐怖を感じる状況が発作を引き起こすきっかけとなることがあります。
★学習や条件付け

•負の経験の記憶:

oパニック発作を経験した場所や状況が強く記憶されると、その後、同じような状況で再び発作が起きやすくなることがあります(条件反射的な反応)。

•回避行動の強化:

o恐怖を感じる状況を避けることで短期的には安心感を得られますが、長期的には不安や恐怖が強化される傾向があります。
★身体の健康状態

•病気や身体の不調:

o心疾患や甲状腺機能亢進症など、一部の身体的疾患がパニック発作に似た症状を引き起こすことがあります。

•カフェインや薬物の影響:

oカフェイン、アルコール、あるいは特定の薬物の使用や突然の中断が発作の引き金となることがあります。

・代表的な症状

パニック障害の代表的な症状は、突然起こるパニック発作によって特徴付けられます。この発作は、強い不安感や恐怖感を伴い、身体的・精神的な症状が短時間で急速に現れます。
★身体的な症状

•動悸・心拍数の増加:

o心臓が激しく鼓動する感覚や、胸の痛みを感じることがあります。

•息苦しさや窒息感:

o呼吸がうまくできない、または酸素が足りないように感じることがあります。

•発汗:

o特に手や額などに汗をかくことが多いです。

•震えや体のふるえ:

o筋肉が緊張し、体が震えることがあります。

•めまいやふらつき:

o頭がクラクラしたり、倒れそうな感覚になることがあります。

•吐き気や腹部の不快感:

o胃のムカつきや吐き気を伴うことがあります。

•体のしびれやうずき感:

o指先や顔などがしびれることがあります。

•熱感や寒気:

o異常な暑さや寒さを感じる場合があります。

これらは発作の際に最も顕著に現れることが多いものです。

★精神的な症状

•強い不安感や恐怖感:

o「このまま死んでしまうのではないか」「心臓発作を起こすのではないか」といった恐怖を感じます。

•現実感喪失や離人感:

o周囲が現実ではないように感じたり、自分が自分でないように感じることがあります。

•コントロール不能感:

o「この状況をどうすることもできない」と感じ、絶望感を抱くことがあります。

身体的な症状と同時に、精神的な苦痛や恐怖感が現れます。

★行動面での変化

•回避行動:

o発作を経験した場所や状況(例えば混雑した場所やエレベーター)を避けるようになります。

•依存的な行動:

o安心できる人(家族や友人)と一緒でないと外出できなくなることがあります。

パニック発作を避けようとする行動が日常生活に影響を及ぼすことがあります。

★予期不安
•発作そのものが過ぎ去った後も、「また発作が起きるかもしれない」という恐怖を抱くようになります。この予期不安が日常生活をさらに困難にします。

★症状の発症時間と持続
•パニック発作の症状は通常、数分から30分程度でピークに達し、その後徐々に収まります。ただし、予期不安はその後も長時間続くことがあります。


次回は目次 2.ご自身でできるケア です。****

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細島小都乃
専門家

細島小都乃(心理カウンセラー)

カウンセリング日向「こころのひなた」

心理カウンセラー、箱庭療法心理士として、ご相談に丁寧に対応します。1日に受ける相談は原則1件、質の高いカウンセリングの提供。ファシリテーター、チャイルドカウンセラーなど多様な専門知識を持っています。

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