時には距離を取ってみると…
SNSとは、もう聞き慣れてきた言葉だと思いますが、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、インターネット上のコミュニティサイトのことです。ユーザーが情報発信でき、ユーザー同士でつながりを持つことができるもので、個人だけではなく、企業も販売促進やマーケティングの手法として活用しています。
あなたはいくつSNSに登録をしていますか?
LINE・Facebook・Twitter・Instagram・ブログなどが代表的なものですが、それ以外にもコミュニティーはたくさんありますので、どんなところに登録をしているのかを把握しておく必要がありますが、いくつ上げられましたか?
そして自分の死後の処理の仕方をどれくらい考えていますか?
そんなこと今からでなくても、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、いつ何が起こるのかわかりません。
実際生徒さんや知り合いでも、パスワードがわからなくてどうすることもできず、亡くなっていてもそのまま残っているのも現状です。
SNSをされている方には、経験のあることだと思います。
基本、無料で使っているものが多いのですが、もし有料サイトなどとなった時にはもっと面倒なトラブルが起きやすいものです。少しでも、SNSの仕組みや対処法を知っておくことをお勧めいたします。
SNSは基本遺産としての取り扱いはありませんし、引き継ぐこともできません。
交流していた人たちからしてみると、何の挨拶もないまま放置されているのは悲しいことです。サービスによって遺族が引き継げるものや抹消しか選べないものがあります。
家族としてどこまでを知っておけばいいのでしょうか?
万が一の場合は、スマホならアプリがあるでしょうし、パソコンならブラウザのお気に入りに又は、ブックマークに残っている場合がありますので、探してみてください。
ほかにも、サイト内で検索する方法や友人に確認するなど、利用状況を把握する必要があります。
アカウントを削除するにも、追悼アカウント設定をするにしても、必要なのはパスワードです。第一段階として、スマホやパソコンに入れなくてはどうにもなりません。
またSNSのそれらを解約するにもパスワードが必要です。
そのためには、家族にわかるようにしておくことが、大変な苦労を掛けなくても済むことがあります。実際に、わかっていてもどうしたらいいのかわからない方たちもいらっしゃいます。
記録さえあれば、わかる人にお願いすることもできますので、最低限でも、利用サイト名とID・パスワード・登録メール・支払の有無などをアナログで残しておくことをお勧めします。
メールも複数持っており、どれに案内が行くのかがわからないときがあります。
そのためにも、記録は大切です。
今一度、ご自分のSNSの登録状況、記録などをご確認ください。
安心して生活をするために、わかるうちにしておくことが一番です。
参考資料
「デジタル遺品の探しかた・しまいかた・残しかた」