9 「人生の時間旅行記」 異常気象編
小学校編が終わり、今日から家と町並み編に入ります。
私たちの子どもの頃は、高度経済成長の真っただ中でした。
街の様子が一番変わっていたころではないでしょうか?
今はまた、古くなったものがどんどん取り壊され、新しい建物が立っていっています。
あれ?前はなにがあったのかさえも思い出せないくらいに変わっていきます。
皆さんのところはどうでしょうか?
キーワド項目は「自宅」です。
玄関の周辺
玄関、表札、下駄箱、土間、板の間、廊下、階段、踊り場、縁側、屋根裏、縁の下
窓、雨戸、裏窓、板戸、欄間、つい立、障子、障子の穴、ふすま、屏風、すだれ、隙間風
犬、猫、鳥、(それらの名前)、犬小屋、捨て犬、捨て猫、野良犬、野良猫、鳥小屋など
「超自分史ガイド」より
私の家は兼業農家だったから、玄関から台所まで土間になっていて、農作業から帰ってきても奥までそのまま行けるようになっていました。
その後何度も父が手を加え、いつの頃からか板の間になっていましたね。
家の中の一角の物置も、兄の部屋になったり、兄がいなくなってからは居間になったりと、家の中だけでも結構変化がありました。
夏は、畳を上げて板の間で過ごすのが毎年の恒例でした。
板も黒光りをしていて、素足で歩くのに気持ちがよかったですよ。
縁側もあったので、冬の陽だまりの中で、母の膝の上で耳かきをしてもらうのが好きでした。
夏は、畑から取ってきたスイカがごろごろと置かれており、たたいて音を聞きながら美味しそうなのから冷やして定番のおやつでした。
犬も猫も、近くの橋のたもとによく捨てられていたので、拾ってきては飼っていました。
父に「お前も川で拾ってきた」とよく言われたものですが、どうしてそう言っていたのかは定かではありません。
犬の名前は太郎。一番オーソドックスな名前ではないでしょうか。(写真の犬です)
散歩に連れて行くなどとはなく、鎖を離してやると勝手に走っていましたよね。
まあ、今のようにうるさく言われる時代ではなかったので犬も自由でした。
ネコは、ミー。
寒い時は、湯たんぽ代わりに猫を抱いて寝ていましたね。
懐かしい時代です。
誰もが持っているそんなころを思い出してみてください。