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塾長の考え(進研模試)

一木康広

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テーマ:塾長の考え

分岐点
最近のことだが、

進研模試の結果が返却された。




といっても、




高校1~2年生の話。




彼ら彼女らにとって、




進研模試とは全国模試なので、




結構な苦手意識があったりする。




理由は?




単純に難しいから。




学校の定期テストで点数を取れても、




進研模試では取れないから。







さて、




中学3年生のころから、




高校1年生の進研模試を受験するのは、




中高一貫校の生徒たちだ。




中3のときには散々な目にあった、




そんな体験をしている生徒がほとんど。







学校の定期テストが90点台の生徒が、




進研模試では50~60点くらい。




それが「相場」だ。







これが「全国」と、




「自分が通う高校」とのレベルの違い。







中学生時代に中間テストや期末テストで、




80~90点くらいをとれる生徒の大半は、




県立高校の普通科に進学する。




つまり、その後には、




高校受験で合格したという体験を持つ。







これが「やっかい」なのだ。







同じことが大学受験でも起きるはずだと、




大きく勘違いしている高校生が多い。







その証拠に、




定期テストで点数が取れれば満足する。




ニッコリ笑顔、満開の笑顔だ。




だが、




進研模試の悲惨な結果には目をつむる。







はっきりしていることは、




進研模試は「全国模試」であり、




学校の定期テストは暗記大会。




テスト範囲が狭い。







ある高校の場合は、




出される問題番号まで指定されている。




そういうケースも多々ある。







そんな試験の結果だから、




出てきた点数は一応参考になるが、




それはあくまでも、




基礎知識の定着の程度を見るだけ。







それで高得点を取れても、




それと「真の学力」がついているか、




ついていないのかは、




判別は(まだ)できない。







「真の学力」を判別できるのは、




今のところは進研模試の結果が有力。







その上のレベルの模試に、




駿台模試というものがあるが、




逆にこれは正確な実力は判別できにくい。







問題が難しすぎるからだ。







駿台模試レベルの問題を、




常時指導している高校の学科は、




今のところ、




宮崎県には存在していないはず。







「過去問をしていますよ!」




と主張する生徒がいるかもしれないが、




それはただ単に直前期に、




その問題が配られているに過ぎない。







そのレベルを常時、




指導できている高校は、




他県に存在しているけれど。




宮崎では…ない。







たったこれだけのことを、




知っているか知らないか。







それが後々の大学受験の、




合否を分ける分岐点になり得る。

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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