塾長の考え(集団授業の落とし穴)③
毎年2月ごろに思うのは、
小学6年生の場合
※中学受験後、卒塾した生徒に、
「勉強の意義や意味を伝えきれなかったな」
中学3年生の場合
※3月の高校受験後、卒塾予定の生徒に、
「大学受験の厳しさを伝えきれなかったな」
高校3年生の場合
※大学入試(二次試験)直前の生徒に、
「これこそ人生の分岐点、勝負だ!」
北斗塾の指導の最終目標は、
「大学受験合格」
わざわざ「わが子に」中学受験をさせる、
そんなチャレンジをするほど、
意識の高い小学6年生の親御さんは、
わが子が高卒で社会に出ることを、
(まず)望んでいないはずだが、
「卒塾」
(受験生が退塾する場合はそう呼ぶ)
これを選ぶということは、
「中学受験合格さえすればOK!」
という感覚で塾通いさせていたということが、
判明する。
中学3年生の親御さんがわが子の「卒塾」を、
選択する場合は、
「高校受験合格さえすればOK!」
という感覚で塾通いさせていたということが、
判明する。
名門の中学(?)に進学できれば、
「何とかなるでしょ!」
県立高校の普通科に進学できれば、
「何とかなるでしょ!」
もしも困ったら、
その時になってから対処すればいいはず。
これでは、
歯医者と塾が同じ立ち位置。
痛くなったら通院すればいいでしょ。
(必ず)治るんだから!
さて、
本当にそうだろうか?
今現在、
高校3年生の親御さんたちに「聞く」、
そうではなくて、
今現在、
予備校生の親御さんたちに「聞く」、
そうすれば実際のところどうなのか、
「それ」が痛いほどわかるはずだが。
自身の頭をハンマーで殴られるほど、
よくわかるはずだが。
尋ねる対象が身近な人に限られるのは、
よくわかるけれども、
真剣に子育てをしていきたいのならば、
最終ゴール(大学受験で合格)を、
心の底から望んでいて、
今まさにその激戦の真っただ中の、
予備校生の親御さんに聞けば、
世の中の真実の一部がわかるはずだ。
世の中の予備校生の親御さんたちは、
誰もが「賢者」になっているから。
それくらい大変な想いをしているのが、
予備校生の親御さんたち。
頭を下げてでも、
その親御さんたちの経験談を、
聞く価値は大いにある。
私はそう信じて疑わない。
断言しておく。
さて、
そのような手間ひまをかける、
小6や中3の親御さんたちはいるだろうか。
(いないのが「普通」)
もしもそんな親御さんがいたら、
(その)お子さんは本当に幸せ者だ。
(終)