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塾長の考え(塾での質問)①

一木康広

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テーマ:塾長の考え

長い道のり
予備校生が質問を持ってくる。



ダントツで多いのは数学。



これは小中高生共通している。



次に多いのは高校生以上なら化学。



わからない問題に関しては、



必ず解説の用紙を先に読んでもらい、

その後で質問を持ってくる。



解説のわからない箇所を特定して、

質問を持ってくる。



これが北斗塾のルールだ。



一番最初から解説をするやり方は、

他の個別指導塾では頻繁に、



しかも、



当然のように行われているが、



それではうまく行かない。



理由は2つある。



何がわからないかを特定する力を、

いつまで経っても養成できない。



よって、



何がわからないかをわからない、

生徒はそういう状態から脱出できない。



いつまでたっても。



2つ目は、



自ら解説を読むことで、

生徒は思考力を養成できるのだが、

このチャンスも奪われる。



生徒が考える前に講師が教えるから。



場面は変わるが、



子どものために…と思って、

子どもが考えるチャンスを、

ことごとく奪う母親がたまにいる。



親ならば人生経験が豊富だから、

子どもが悩むこと(勉強以外)で、

正解を思いつくことはたやすい。



それは当然のこと。



正解をどんどん教えて最短距離!



そのつもりなのだろうが、



それを子どもが幼少期のときから、



やっているために、



子どもは迷惑を被っている。



健全な成長ができないから。



わが子が小学生の高学年、

中学生や高校生になってまでも、



やり続けるお母さんがたまにいる。



結果、



子どもの思考力は著しく劣っていて、



勉強に関してあらゆる問題が、



解けない。(思考力が弱いから)



これは笑い話ではない。



空想でもない。



現実に起きていることだ。



子育てとは、



親の満足でするものではない。



子どもの成長を第一に考えて、



甘やかさないようにしつけて、



自力で正解で出せるように、



辛いかもしれないが、



見守るという修行をする。





その忍耐も必要とされる、



「(長期的な)事業」なのだ。



(続く)

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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