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塾長の考え(中2のDちゃんの挑戦)③

一木康広

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テーマ:塾長の考え

依存症
「お、やっているな…」




Ⅾちゃんに私が直接教科指導をすることは、

ない。




担当の講師の前で何かしら熱心に、

取り組んでいる様子だった。




さて、




本人の「自覚」だけで、




学年トップは取れるだろうか。







勉強のやり方…これは本人はわかっている。




北斗塾の指導は「自立型個別指導」。




生徒本人が塾でも自宅でも、

学習を進めていくとき、




使う学習方法とは、




「自立型個別学習方法」。







よって、




Dちゃんはこのやり方によって、




黙々と塾でも自宅でも、




テスト勉強を進めていく。







「家で(勉強)するわけない!」




そういう固定観念は、

子どもを弱くしていく考え方だ。







生徒(子ども)を信用するということは、




子育ての軸となる考え方だ。







これまでも何度も言ってきたが、




自宅学習できない生徒は、




高校受験までは(運よく)突破しても、




その次の大学受験をほぼ突破できない。




必ずといっていいほど、




妥協する生徒が量産される。

(浪人する場合も多い)







依存症という「毒」にまみれていると、




まずは大学受験という段階で、

「ツケ」を払うことになる。







それで本当にいいのか?







「塾に出てこいよ」




「場所は提供するよ」




「自習室に来たら?」




「できたら毎日来いよ!」







こんな会話を塾の責任者と生徒がする、




その結果、




塾に依存する生徒が誕生する。







「家じゃ勉強できない!」




と正論のように環境のせいにする。







依存性の強い子に育ったら、




いつでも「他責思考」だ。







また、




何かに依存するということは、

自分が弱いということを、

深層意識で認めているため、




心はどんどん弱くなっていく。







その結果、

自分の頭で考えない生徒になっていく。




で、ますます塾に依存することになる。




その生徒だけではない。

その親も面談などで洗脳されていく。




ツールもふんだんに使用されるだろう。




例えば「LINE」。




例えば「youtube]。




例えば「Instagram]。




そして、




「素直にこちらの話を聞けよ!」




と何度も生徒に言い続ける。




親との面談ではご機嫌を取る。







その真の目的に親も子も気づかない。




どんどん依存心の強い親子になっていく。







両方とも依存症から逃げられなくなる。







時代が変わっていく中で、




今は「自立の」時代。




多様性の時代とは「個人の時代」。







否応なしに、




自立心があらゆる場面で必要となる。







Dちゃんは中学生。




私や講師が強制的にテスト範囲を、




「3回繰り返せ!」




とやっていけばよい結果は出るだろう。




だが、




それではダメなのだ。







(続く)

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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