塾長の考え(宮崎西高校理数科)②
「わが子が思うようになりません」
そういうことを言ってくる、
親御さん(特に母親)に、
今までにたくさん出会ってきた。
では、
「思うようにならない」とは、
どういう意味だろうか?
その内の1つは、
間違いなく、
わが子の「勉強」に関すること。
つまり、
わが子の(学校の)成績のことだ。
成績が悪いことが「苦痛の種」なのだ。
勉強ができて成績の良い子がいる。
わが子はどうしてそうならないのか?
1.いいやり方(学習法、勉強法)は、
「あるのかしら?」
2.成績が上がるためには、
「どこの塾に通えばいいのかしら?」
実はどちらにも「正解」らしきものは、
すでにあるのだが、
それらよりも、
親御さんには自覚しなければならない、
大事なことがある。
それは、
親御さんたち自身が、
どのように「自分の人生」に、
取り組んでいるのか、だ。
例えば「仕事」。
積極的な心構えをもって、
毎日楽しく嬉々としてやっているのか。
それとも、
「生活のため」として、
義務的に取り組んでいるのか。
もしも義務的にしているのなら、
いろんなストレスを日々受けているはず。
いや、
正確に言うと誰でも仕事をすれば、
大なり小なりストレスを受ける。
それが仕事であり、
ストレス(問題)を解決することで、
明るい未来を開いていける。
周りを良くしていける。
会社(組織)を良くしていける。
自分も評価を受けて良くなる。
ストレスを受けても、
それをチャンスととらえて、
自分の成長にもつなげていける。
そういう仕事をしている親御さんが、
わが子を育てていけば、
わが子も似たような価値観をもち、
場所は会社ではなく学校になるが、
同じように自分の人生に、
取り組むだろう。
つまりは、
「子は親の鏡」
ということ。
「わが子を思い通りにしたい」
そう考える前に、
「わが人生(自分)を思い通りにする!」
そういう気構えが、
親御さんたちに必要な考え方だ。
人生100年時代において、
私(50代)も含めて、
30代、40代、50代の、
親御さんたちは、
まだまだいくらでも好転していける。
そのつもりで日々を生きていく。
その姿勢と行動が、
わが子には必ず伝わる。
なぜなら、
「1つ屋根の下」に暮らしているから。
親御さんから日々発散される、
「気(波動)」が、
わが子に毎日影響を与えていることを、
もっと自覚しなければならない。
事件は、
「子どもに」
起きているのではなく、
「親御さんに」
起きているのだ。
(続く)