塾長の考え(国語の指導)
さて、
プレテスト(中学入試)を受けまくった、
小6のCちゃん。
行きたい私立中学校は最初から決まっている。
それなのに複数受験(プレテストだが)を、
している理由は何か?
私は聞いてみた。
「Cちゃん、何で行きもしないのにさぁ」
「はい」
「そんなにプレテスト受けまくっているの?」
「お母さんが…」
「うん、お母さんが…何?」
「(北斗)塾では…」
「ん、(北斗)塾では…何??」
「過去問を全然しないからと言っていました」
「(ズコッ!)それが理由だったの!」
そういうわけで、
北斗塾では(というか私の方針で)、
私立中学校の過去問を積極的にしない。
なぜ、しないのか?
やる必要性を感じないからだ。
※10月いっぱいまでは
(実際は生徒の学力による)
ただし、
宮崎市内の私立中学受験においてである。
鹿児島県の、
ラ・サール中学校(偏差値69)
福岡県の、
久留米大学附設中学校(偏差値70)
こういうところの受験なら話は別だが。
あるいは、
宮崎市内で言えば、
宮崎西高等学校附属中学校(偏差値58)
宮崎大学教育学部附属中学校(偏差値56)
この2つなら、
過去問を使っての指導も常に検討している。
何を(常に)検討しているかというと、
過去問指導を開始するタイミングだ。
受験を志望する生徒であれば、
だれでも(どんな学力でも)、
「過去問指導をします!」
という塾とは違うのだ。
力もない生徒に過去問をさせて、
「受験指導をしています!」
などというのは、
私の指導方針とはまるで違う次元だ。
(私の主観だが)
それは単なる気休めであり、
生徒の学力向上の点から見ても、
大きく本質から外れている。
親への「やってます」アピールで、
塾生に指導をしているのではない。
生徒の学力向上のために、
指導をするのだ。
基礎学力を養成することを、
おろそかにしてはならない。
学習とは常に、
順番を守らなければいけない。
生徒(小6)の子に、
「過去問をすれば合格できる!」
という短絡的な考えをもってほしくない。
まかり間違って中学受験で上手くいっても、
その(単純な)やり方は、
大学受験では通用しない。
中学受験をするような生徒は、
合格して入学して、
その6年後には、
ほぼ全員が大学受験をする。
最終目的から今何をするべきか、
考えることが10倍くらい大事。
(続く)