塾長の考え(自立型個別指導)1
このシリーズの最初の方で述べたが、
私は10数年ぶりに、
「小学生」の受験指導に関わっている。
新たな驚きは特にはないのだが、
現場指導から離れていたこともあり、
新鮮な気持ちで目の前の現象に、
向き合うことができている。
ただ、
以前の自分と今の自分とでは、
物事の「見方・考え方」が、
進化しているので、
同じような現象が目の前に現れても、
以前とは違うレベルで、
解釈できている。
小学生たちへの指導のおかげで、
さまざまな気づきも得られている。
(現在進行形だ)
その気づきは、
小学生は当然だが、
中学生、高校生、通信制の生徒、
さらに予備校生の指導に、
すべてを確実に生かすつもりだ。
今現在毎日のように面談をしている、
親御さんたちにもシェアしている。
私が指導で気づいたことや、
これまでの経験から得られた知恵。
(面談時間が)長くなって、
わが子がいない人や塾生、
あるいは、
子育てでわが子の進学に関して、
あまり詳しくないために、
熱心にできなかった人には、
はたから見て、
(時間が長すぎて)
あきれられることも多いが、
誠心誠意、
時間が許す限り親御さんたちには、
面談でそれらを伝えてきたし、
これからも伝えていくつもりだ。
わが子への子育ては1回限り。
北斗塾としては、
もうすぐ始まる夏期講習に向けて、
生徒には個別にやる内容が、
どんどんと決まっていっているが、
他塾の生徒たちはどうか?
特に中学受験や高校受験で、
結果を出さないと、
存在意義が失われる恐怖がある、
合格実績を出せないと困る塾。
そこに通塾している生徒は…。
一般論で言えば、
先生から生徒への、
一方通行かつ先生のスピードで、
(詰め込み型の)集団授業を受ける。
生徒の理解度関係なく授業は進む。
(授業の性質上しょうがない)
小学生や中学生はまだ遊びたい盛り。
強制的に講習に行かせて、
受け身の姿勢で何十時間も、
講習を受けるだけの生徒と、
自立型の個別指導を、
この夏にずっと受け続ける生徒が、
9月以降にどうなっていくか。
そして、
(ここが本当に大事だが)
中学入学後にどうなっていくか。
高校入学後にどうなっていくか。
私には見えているが、
その結果はいずれどの親御さんにも、
わが子の「現実」となって、
目の前に現れてくる。
その結果(現実)は、
小学6年生や中学3年生で言えば、
今現在までに、
やってきていることと、
今から来年の受験まで、
やり続けていくことが、
実は「本当の原因」なのだ。
(続く)