塾長の考え(九大受験)4
船出は15人の生徒とともに。
この15人の中には、
後に東大に進学する優秀な生徒もいた。
だがそういう生徒ばかりが、
入塾してきたわけではない。
基本的に成績が良くない子たちが、
塾に入ってきた。
まあ当然のこと。
塾は成績が上がるために通うところ。
そうでなければ存在意義がないから。
北斗塾の当時のキャッチフレーズは、
「成績が上がらなければ塾ではない!」
これは今でも本当にそうだと思っているが、
やはり一番大事なことは、
生徒を志望校に合格させること。
これにつきる。
ただし、
成績が上がるように学習指導をしていき、
その延長線上に志望校の合格がある、
これが正しい考え方だ。
このころはそう信じていた。
何も間違っていないし、
正論だと思っていた。
だが今はちょっと違う。
いや、
ある意味でだいぶんと違う考えに、
今は至っている。
年月がだいぶん過ぎて、
経験値が上がったということだろう。
当然考えも変わる。
進化する。
成績アップの延長にゴール(合格)がある、
そういうことではなく、
ゴール(合格)を設定して、
それを目指していくから成績が上がる。
これが今たどり着いている境地。
じつは、
この差はとてつもなく大きい。