塾長の考え(夏期講習)③
今回の大学入試の結果を受けて、
あらためて思ったことがある。
と、言っても毎年同じことだが…。
学力を向上したいなら、
時間を効果的に使うこと。
そして、
そのためにはいろんなやり方があるが、
自分に適したやり方を武器にすること。
それを早くしないと受験では勝てない。
大多数の生徒は幼稚なやり方をしている。
具体的に言うと、
「(誰かに)言われたからやる」
「宿題があるからやる」
「宿題がないならやらない」
「テストがあるからやる」
「テストがないならやらない」
受け身のやり方…というか反応的だ。
これではいずれやってくる大学入試では、
まず勝てない。
だからこそ、
北斗塾では生徒の「主体性」を育てている。
生徒の「自制心」に注目している。
自立型個別指導をする最大の理由だ。
いつでも外部環境からの刺激に対して、
「反応的な態度や行動をとる(だけ)」
こういう毎日を過ごしている生徒は、
どんなに本来もっている能力が高くても、
難関大学、たとえば九州大学。
大阪大学でも、名古屋大学でもいいが、
こういうところには間違っても合格しない。
希望したところで合格しない。
ほとんどの生徒は「高望みをする」割には、
時間の使い方も下手だし、
勉強に取り組む姿勢も「受け身」である。
こうなると能力の問題ではなく、
心構えが、
未来の不合格の最大原因だと言える。
国立難関大学や有名私立大、
あるいは医学部医学科などの難関学部、
こういったところに合格したいならば、
高1や高2からの着実な学力養成が必須。
学習時間の「積み立て」が必要なのだ。
それを運用して学力向上させるのだから。
「高3の受験生になったら本気出すから!」
こういうノリでは確実に入試で負ける。
本人に潜在的な能力があったとしても、
それが表に出てくることなく受験で負ける。
本当にそれでいいのだろうか?
実際のところ誰でもよくはないだろう。
だが自覚する時期が遅れると、
とにかく大学入試では負ける。
学年トップクラスの生徒なら、
どこの塾に在籍していても、
合格するのはあまり難しくはない。
塾の指導力に関係なく勝手に合格する。
北斗塾にも現高2生で学年トップ、
あるいは上位クラスの生徒はいる。
その生徒たちは来年度の入試では、
おそらく全員合格するだろう。
学力的なものが現時点ですでに、
十分なくらいに間に合っているから。
この状態でさらにもう1年間塾で、
ありとあらゆる訓練や指導を受ける。
それなら準備万端で受験にのぞむだろう。
結果を出す生徒はいつだって、
準備が足りている。
どこかの塾に通っていても、
通っていなくても、
高校でトップをとっているような、
そんな優秀な生徒ならば、
九州大学、大阪大学、名古屋大学、
慶応義塾大学や早稲田大学であっても、
受験すれば高確率で合格する。
早い時期から自覚していて、
ずっと絶え間なく勉強してきているから。
いったい現時点での「自分」は、
(学力が)どの位置にいるのか。
それに対しての危機意識が低い、
そういう高校1~2年生が多いようだ。
毎年思うことだが、
もっとも大事なことは本人の「自覚」。
そして次に「時間の管理(活用)」。
今現在、北斗塾にいる小学生や中学生は、
そのまま高校3年生まで通塾していれば、
おそらく全員が「第1志望大学」に、
高確率で受かるだろう。
中学3年生の時、
県立高校普通科に合格率56%だった、
そういう生徒でも、
高1の1月の進研模試では、
数学は偏差値70点台。
こんなことは自塾の生徒には、
今までに何回でもあるが、
結局はその生徒には隠されていた能力、
それが元々あって、
それが花開いてきただけのこと。
いつの時代でも、
準備万端な人間は、
何の勝負であっても勝つ可能性は、
高い。