塾長の考え(県立高校入試1日目)
先日、高校入試(2日目)が終わった。
中3生のZくんが塾に来た。
「どうだった?」
「まあまあでした」
「あ、そう」
以上の会話で終了。
まあ受かっているだろう。
(大宮高校普通科に)
Zくんはさっそく高校の学習内容に入った。
「入試終わりっ! イェーイ!!」
という感じで羽根を伸ばす中3生がほとんど。
それでは3年後の大学入試において、
おそらく勝てない。
だが、
そういう未来をほとんどの生徒が信じない。
その親御さんたちも。
何とかなると思っている。
また「勝てる!」と思いこんでいる。
今現在、
予備校生の募集をしているが、
3年前のこの日以降に、
油断していた生徒たちはほとんど不本意な結果。
3年前の高校受験で合格しても、
3年後の大学受験で不合格になれば、
何の意味もない。
※進学校に限る話。
「どうせ高校も中学と同じだろう (^^♪」
と勘違いする中3生が例年後を絶たない。
高校入試とは「ご近所どうしの決戦!」
3年後の大学入試は「全国大会」。
部活動で例えれば、
県大会が「県立高校入試」。
全国大会は「大学入試」。
レベルがまるで違うのだが、
果たして何人の現中3生がこの事実に、
あるいは何人の親御さんたちが、
この事実に気づくだろうか…。
「大学受験」では思い通りにいかない!
これが親御さんたちや生徒本人にとっては、
「見たくない」「知りたくない」現実だろうが、
毎年「ふつうに」高3生には起きていることだ。
毎年私が見てきた「風景」だ。
人生を決める「最大」と言っても良いチャンス。
それは「今」なのだが、
ほとんど誰も気づかずに3月が過ぎていく…。
スタートの大切さに気付かないのだ。