塾長の考え(予備校)1
塾に来ていない時間帯が勝負。
自立型個別指導をする北斗塾としては、
塾では正しい勉強法の指導や、
学習の進捗状況のチェックなどに、
かなり神経を使っている。
それらをしなければどうなるか?
「自宅では全然勉強しないのですよ」
と親御さんの嘆きの言葉を面談中に聞く、
そういうことになる。
自立型の指導とは、
自宅での学習をすることを習慣化する、
このことにも腐心している指導だ。
「自宅で勉強するわけがない!」
そのように決めつけて最初からあきらめる。
生徒の自発性をほぼ信じようとしない。
そのように割り切った場合は、
「塾に毎日自習しに来い!」
と強制するか、もしくは、
「毎日塾に来てもこのお値段ですよ!」
といって塾に毎日来れることをアピールするか。
これらのいずれかになるはず。
どちらのやり方も悪いわけではないが、
大していいやり方でもない。
本当に成績が良くて、
なおかつ真の学力を有する生徒とは、
自宅の自室での勉強ができる生徒だ。
そういう生徒に育ててこそ価値ある指導。
その挑戦をあきらめるわけにはいかない。
自宅学習を生徒に期待することは、
程度の差こそあれ、
塾側は感情面での勇気を要する。
期待を裏切って勉強をほとんどしない。
こうなれば予定は狂い、
それは「指導のミス」となる。
信じる勇気は、忍耐、自制心、
生徒の潜在能力にかける信念、
個性の違いに対する敬意などで、
成り立っている。
(続く)