塾長の考え(自立型の指導)③
軸がブレずに継続的に努力できれば、
最大限の効果を発揮する勉強ができる。
自分で自分をリードできる人が、
自立型の人間であると言える。
自己リーダーシップにも2種類あり、
1つは「変革型リーダーシップ」と言い、
もう1つは「交流型リーダーシップ」と言う。
前者にはまず信念に基づいた価値観がある。
この価値観に即した生き方ができれば、
人はだれでも幸せを感じることが可能だ。
変革型リーダーシップとは、
自分の置かれた現在の状況を、
自分の価値観に合ったものに変えていきたい、
そういう欲求をもって変革を試みる立場。
これは効果性を重視する。
交流型リーダーシップとは、
日々変化する現在の状況に最適化したい、
そういう欲求をもってやり取りを試みる立場。
これは効率性を重視する。
効果性も効率性もどちらが上とかではなくて、
どちらも大切な要素であり、
状況に応じてバランスを取ればよい。
ただし、
短期的に見れば効率性は功を奏すことが、
一見多く見えるのでいいことのように思える。
しかし、長期的に見ればどうか?
効率性を重んじる方向にかじを切ると、
本当に大切なものを見失っていく。
いや、見失うのではなく「失う」。
自分にとって本当に大切なものは何か?
自分の中にある価値観を思い出さなければ、
いつまでも他人の計画の中で生きるだけ。
価値観が己の「軸」となる。
その軸こそが理想を実現する魔法の杖だ。
(続く)