塾長の考え(大学入試【2次試験】対策)②
親がわが子をリードして戦うのが中学受験。
わが子が親をリードして戦うのが大学受験。
中学受験をする生徒の心境はいかに?
これはもう決まっていて、
成績を上げてお母さんの笑顔が見たい。
合格をして両親に喜んでもらいたい。
これが子ども、つまりわが子の本音。
子どもからすれば、
いつも頼ってばかりの相手が親と言う存在。
小6にして、
自分の頑張りで親を喜ばせることができる、
それが中学受験の勉強を頑張れる、
最大の動機。
受験を決意したきっかけは、
友達の影響であっても、
頑張り続ける動機はそれ。
模試でいい点数をとれば母親が喜ぶ。
これが子どもにとってはとても嬉しく、
また誇らしいこと。
ただし、母親の方が、
「本当に私の笑顔が動機なのかな?」
そう思うお母さんは要注意。
ふだんの生活の中で、
わが子が自分の言うことを聞かないときに、
ついつい高圧的な権限の行使に走りがち。
親と言う力をもった者の権限の行使である。
わが子にとっては「威圧」的手法となるが、
親にしてみれば、
未来に起きそうな脅威からわが子を守るため、
という口実で正当化されると信じているので、
一時的に用いられる。
しかし、
その効果は幻想であり瞬間的なもの。
大人だからといって、
すべての親がわが子どもに対して、
偉大な行動をとる必要はない。
最大かつ崇高な力とは、
往々にして「単純な忍耐」である。
大学受験ではこの状態が逆転する。
(続く)