塾長の考え(宮崎西高校理数科)②
何度でも教えるのは「勉強することの意義」。
塾に来て一生懸命頑張るのは当然である。
塾に来ると、
「勉強がはかどります!」
という生徒が必ず複数出て来るけれども、
それはあたりまえ。
そういう空気づくりをしているのだから。
言い方を変えると、
やる気になる「文化」を醸成している。
自らの属する塾の文化に染まりながら、
基盤となる法則に基づいて、
将来のビジョンを描いた上で学習する。
それができていない生徒が、
自宅に帰ると一転して勉強をしないのだ。
将来のビジョンがなくても、
塾に来れば勉強できる生徒は大勢いる。
だから、
「そこ」に価値を見出して、
「塾に毎日通えば成績が上がるはず」
と勘違いすると悲劇が起こる。
実際に毎日塾通いした先輩が、
過去に必ずいるはずだが、
合格するのは元々が優秀な生徒だけ。
それなのに…。
そもそも生徒本人が優秀ならば、
塾に毎日通わなくても合格する。
毎日塾通いすることで自制心が弱くなる。
自立心や克己心も養えない。
過剰な塾依存はさせてはいけない行為だ。
大学進学後のことも考えた指導をすべきだ。
勉強時間の多寡だけで合格は決まらない。
受験で勝つためには、
戦略、スタイル、構造、システムが、
生徒本人の個性とマッチすること。
生徒本人がどこに立つべきか、
何を目標とすべきかが見えていること。
生徒に主体性が育っていくなら、
残り数ヵ月での成績急上昇も夢ではない。
(続く)