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塾長の考え(模擬試験の後)

一木康広

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テーマ:塾長の考え

真剣勝負
土曜日に模擬試験があったわけだが…。



その自己採点表をさっそく朝から記入して、

塾長である私に提出。



自立型1~2級の生徒にいたっては、

自己採点表以外にいくつかの資料を作成して、

私からの個別指導を順番に待つ。



このいくつかの資料こそが、

自立型個別指導をする北斗塾のオリジナル。



これをサラッと作成できる生徒が1~2級。



ただし、

作成したものに私からの指導が一部入らないと、

完成はしない。



その「一部」こそが、肝(キモ)。



生徒本人によるものと、

塾の講師からの指導が合わさってこそ完成。



その出来上がった資料が、

次なるレベルアップの大事な作法書。



これで生徒たちはがぜんやる気になるし、

実際に弱点部分の克服と、

日頃からの学習のバランスをとる時間割の作成、

学習の順番やターゲットなどが決まる。



これを共同作業で生徒と作成するときには、

本当に充実感がある。



集団授業では絶対にできない指導だと痛感する。



生徒も痛感している。



特に予備校生に至っては、



「高校時代の勉強は何だったんだろう?」



と強烈に思うようだ。



だが、



それは私も同じ感想である。

考え出したのは私だが、

これができるまでに軽く25年の歳月が過ぎた。



それほどまでに指導経験を積まないと、

このアイデアは私には浮かばなかった。



これを使用できる今の塾生たちは、

本当に幸せだと私個人も思っているが、

同様の感想を持ってくれている生徒も多い。



ある生徒は今までにいくつかの塾の経験があるが、



「こんなやり方は見たことがない」



と言ってくれた。



それはそうだろう。

だってオリジナルだから。

誰かのモノマネではないのだからそうだろう。



よって、

模擬試験という名の学力診断は役目を果たし、

新たなやる気の種と方法を生徒たちに与えてくれた。



模擬試験があるたびに泣きそうになる生徒や、

模擬試験があるたびにやる気を失う生徒が出てきたり、



いろんな経験をしてきたが、

今となってはどれも貴重な体験だったと言える。



模擬試験のたびにレベルアップする、

模擬試験のたびにやる気になれる、



そういう指導ができるようになってから、

本当に私個人のストレスは大幅に軽減できた。



次の模擬試験がまたあるが、

待ち遠しくなる半面、

いつも自分と生徒にも言い聞かせる。



「意味のない勉強をするな」

「長時間やっても報われない勉強だってある」

「戦略的に学習するとはどういうことか?」

「試験が終われば反省するのではなく分析せよ」

「方法論がわかっても実行できないならダメ」

「今やっていることがどれだけ有効か認識せよ」

「他塾や他の予備校ではこんなやり方はしていない」

「ニセモノの情報を信じるな、真実を見抜け」

「同じ努力でも天と地ほどの差がつくのはなぜか?」

「両親に感謝できない生徒には幸運はやってこない」

「努力は自分の想像を超えた結果で報われる」



受験は真剣勝負だ。

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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