情報大洪水の時代(その22)
大事をなそうと考えている者は、
こまかなことを咎め立てせず、
ささいなことを取り立てて問題にしない。
「鎌倉殿」こと源頼朝は、
平安時代末期から鎌倉時代初期の武将。
鎌倉幕府初代征夷大将軍。
生まれは久安3年4月8日。
この4月8日が私と同じ誕生日で、
それもあって以前から親しみを持っている。
頼朝の名言については、
人間の思考のシステムといってもいい。
今日私は整体院(のようなところ)に行き、
体のズレているところを直してもらったのだが、
姿勢が良くなると自ずと視点が遠くなる。
遠くに視点を置くことで姿勢だけでなく、
精神的にも安定する効用があることに気づいた。
夢を目指して努力していても、
人間はどうしても不安になれば、
目の前に視線を落としがちになる。
目の前の出来事に対しては、
「只今(ただいま)」の精神で、
取り組むことはいいことだ。
だが、
未来の理想のイメージを崩すことなく、
鮮明に持ち続けて自分を信じて、
今を楽しんで行けば好転する。
視点を遠く(未来)に置くのだ。
そうすれば幸運を引き寄せられる。
そのときに、
どうでもいい(些細な事)や、
自分の力ではどうにもならないことに、
エネルギーを極力奪われないこと。
これが上手にできれば、
夢に向かっての努力の継続が可能になる。
目先のいろんなことに、
気をとられないようにするためには、
目指す夢は「大きく、高く」持てばよい。
自然の中に自分の身を置くと実感するが、
植物は時間の経過とともに、
どんどん成長していくけれども、
これが人間になると、
「思考」や「感情」があるため、
成長をしていきにくくなる場合が多い。
成長を阻害している張本人は「自分」だ。
人生は、
理想と現実とのギャップを、
いかに埋めていくか試行錯誤していき、
それを達成することに醍醐味がある。
達成すれば幸せを感じられる。
目標とはそのためにあり、
その先には「夢」を持つべきなのだ。
ただ実際のところは、
達成することを目指す道程において、
苦労を苦労と思わずに、
己の課題を1つずつ克服していく時に、
楽しめた者が結果的に成功しているようだ。
つまり、
成功する人は成功する前からすでに、
成功に値する人になっているのだ。
今の成績(学力)をベースにして、
目指すものを考えるとだいたい間違う。
目指すものとは自分が本当にやりたいこと。
妥協はするな。
これが生徒たちに伝えたいことの1つ。
塾での指導を重ねることで、
生徒に秘められた能力(=素質+才能)が、
1つずつ開花していくことで、
成功(受験に合格)に値する人にしたい。
塾での指導の最大の目的はこれ以外にない。