塾長の考え(速読力)
やはり受験生と話してもそれを望むと言う。
「それ」とは何か?
748万円のサポートを受ける話である。
元々、
今までの塾生や予備校生であっても、
同じ質問をすれば、
「宮崎県の地域医療に貢献したい」
と答えるだろう。
だが実際にはそうでない医学部の卒業生が、
続々と誕生するから、
この制度が導入となったわけであり、
この制度の宣伝を懸命にしているのだろう。
宮崎大学医学部の職員と、
宮崎県庁の職員と、
計4名の方が北斗塾に来て説明をしたときに、
私も同席できればもっと詳しく聞きことが、
あったのだがそうもいかず。
うちの受験予定の生徒が直接いろいろ話せて、
それは良かったのだが…。
「これって…さぁ」
「はい」
「やっぱりこの制度はお母さんも知っているよね?」
「はい」
「何て言っているの?」
「絶対にこの制度を活かして合格してほしいって」
「そう言ったんだね?」
「はい!」
もう1人の受験予定の生徒にも聞いてみた。
「これって知っているよね?」
「はい、もちろん」
「お母さんも知っているよね?」
「はい、知っています」
「この制度で合格することを望んでいるよね?」
「私、元々宮崎県以外で働くつもりはないです」
「そうだよね…」
「そうなると一般試験で合格する場合は…さ?」
「はい」
「748万円のサポートなしだよね?」
「はい、そうなりますね…」
「そうだけど、それ困るよね?」
「え、そうですね…困りますね(苦笑)」
「748万円サポートなくても宮崎で働くよね?」
「それはもちろん、そうです!」
「…748万円あった方が絶対にいいよね?」
「それは…もう…はい、ははは…」
子どもだって戸惑う案件だ。
要するに、
北斗塾および北斗塾予備校がその指導において、
「共通テストで確実に点数を取らせる!」
そう、
シンプルに言えばたったこれだけを実現できれば、
私の目の前にいる生徒やその親御さんたちに、
入学金28万円の免除と、
6年間で720万円のサポート。
やはり冷静になって考える。
他県で働く気がない地元の生徒が、
医学部に進学できればそのまま卒業後は、
宮崎県内でしか働かないと言っている。
そういう生徒であれば、
748万円(合計)のサポートがある。
地域枠推薦入試制度を使わないまま、
一般試験で合格させることができても、
このお金はその親御さんたちに還元されない。
「どうする?」
どうする?
どうする?
どうする?
…もう結論は1つしかない。
もうやるしかない。
共通テスト対策の決定版をつくるしかない。
748万円あるのとないのとでは違い過ぎる。
やるしかない。
(続く)