塾長の考え(中間テスト)6
主体性を育むことができる指導は、
北斗塾で行っている自立型個別指導。
塾に来ている間はどの生徒でも、
当然だけれど真剣に学習している。
でも、
自宅になると勉強しないという生徒は、
どこにでも存在する。
親御さんとの面談でもそういう話が出る。
その場合は「わが子の悩み」ということで、
私と相談しているのだろうが、
それは実際のところは、
北斗塾での指導がまだ完全に機能していない、
その事実を言われていることになる。
北斗塾では自立型個別指導という、
特殊な指導方法をつかって、
生徒たちを指導している。
この指導方法を使うということは、
時間はかかるかもしれないが、
生徒の「主体性」を育む指導でなければ、
ならない。
よって、
入塾後の時間の経過とともに、
わが子は自宅での学習時間が増えていく、
こうでないと100%機能していない。
自立型個別指導がまだ完全に機能していない。
なぜ機能していないのか?
1.(自分特有の)宿題を持ち帰っていない。
2.勉強する意義をわかっていない。
3.勉強することに夢中になっていない。
4.目標が定まっていない(とくに短期目標)。
5.(状況的に)切羽詰まっていない。
「1」は塾の担当講師の確認作業が甘い。
「2」は私がその塾生に(意義の)話をしていない。
「3」はその塾生がまだ「そのレベル」に来ていない。
「4」は塾の担当講師が繰り返し認識させていない、
または目標を設定していない。
「5」は本人の性格にもよるが、
「まだ大丈夫、何とかなる」と思っている。
さて、
「1」「2」「4」の場合は塾の努力で改善できる。
ここを徹底したいと塾長として反省するしだいだ。
「自宅で? やるわけないでしょ!」
今から15~17年くらい前までは、
私自身もそう思っていたし、
ある程度はあきらめていた。
だが、
それこそが「重要ポイント」。
この点を「できない」とあきらめていても、
高校受験は合格できる生徒が多い。
とくに宮崎県の場合はそうだ。
私立高校が県立高校の上位概念になっていない、
この時点で都会とは状況がまるで逆だからだ。
そして、
そこをあきらめてしまって、
「塾に自習にきたらいいよ」
と生徒を誘うようになると、
小学生のほとんどは来ない。
中学生は3年生ならしぶしぶ来るが、
1~2年生はほとんど来ない。
高校生ならば、
まあまあ喜んでやってくる。
とくに県立高校の普通科の生徒、
私立高校の特進コースの生徒など。
ここで確認するが、
小学生なら別に何も起きない。
中学生も高校受験でとくに困らない。
(塾生は県立高校にほぼ毎年全員合格する)
問題は前向きな高校生である。
毎日自習に塾に来ていると、
ついつい親御さんも精神的に安心する。
「努力しているな!」と。
だが、
もし成績が悪くて入塾してきた生徒ならば、
自習に来る程度で状況は好転しない。
ここが落とし穴。
(続く)