塾長の考え(徳川家康の遺訓)
生徒と対話することから本格的に始める。
塾に新しく入ってきた生徒は、
1.どういう学力か
2.どういう性格か
この2点が最初はよくわからない。
成績表を持ってきてもらうことで、
「ああ、そういうことか…」
と学力の部分であれば、
いろいろとわかることもあるにはあるが、
それだけでは足りないことがある。
それは何か?
指導してから理解するまでにかかる時間。
きちんと理解してから、
生徒本人が問題が解けるようになるまでに、
かかる時間。
「数学が本当に苦手です…」
そう申告してきた生徒の成績表を見ると、
そのセリフが嘘ではないことはよくわかる。
しかし、
苦手だからこそ塾に入ってくるわけだし、
「苦手 → ふつう → ややできる → できる」
こういった変化をもたらす場所が塾である。
そのためには何が必要か?
「指導」である。
わが子に変化をもたらす「指導」こそが、
学習塾に求めらているもののはずだ。
指導にもいろいろあるが、
北斗塾では「7種類」である。
1.学習の内容の指導
(どうやって問題を解くのか)
2.やる気にさせる指導
(自ら勉強したいと言ってくるように)
3.学習の方向性とやり方の指導
(意味のない我流のやり方を改善する)
4.時間の価値の指導
(時間の有効な使い方を知る)
5.目標設定や実行計画の立案の指導
(自力で結果を出すためのツールづくり)
6.自信をもたせるための指導
(苦手なこともやればできると実感する)
7.メンタル面(精神面)の指導
(いろんなものの見方や考え方を知る)
こういったことを「指導」として、
実行するのが「自立型個別指導」である。
これが受験生(とくに大学)になると、
8.共通テスト突破のための指導
9.志望大学攻略のための特別指導
この2つの戦略的指導が追加される。
みなが平等にもっているものは「時間」。
だけれども、
ただ毎日塾に通えば何とかなる、
そんな単純なやり方が成立するのは、
100歩譲っても中学生の高校受験まで。
物量作戦で成果が出るのは、
「中学生」まで!
何度も北斗塾の生徒にも親御さんにも、
このことは機会があるたびに、
伝えてきたし、
これからもずっと強調していく。
これを強く認識してもらわないと、
大学受験に合格できる生徒に育たない。
大学受験はほんとうに甘くない。
ここで勝つと負けるとでは、
わが子の人生が大きく変わる。
「そんなことなかったよ!」
そういう大人もいるだろうし、
いてくれた方がいいに決まっている。
しかしそういう人は、
確率的に言っても…少数しかいない。
参考にできないほど数が少ない。
そういう特別な人を基準にして、
「何とかなる」と考えても何ともならない。
わが子はいい方に変わらないといけない。
自然とそうなることはほぼない。
本人が意識して努力をしないといけない。
そして「指導」で変わることができるのだ。
(続く)