塾長の考え(父親)③(終)
HKちゃんは東京の私大医学部進学希望。
(ほぼお父さんの個人的希望だが)
(東京が地元なので帰りたいし…)
彼女が3浪目に通った予備校は、
集団授業+個別指導の2本立て!
(今考えてみても「無敵」に見えるが…)
普通に考えたら、
①(大手予備校の)一流講師の授業
②最新の入試問題をベースとした教材の使用
この2点だけで、
ほとんどの親御さんや生徒ならば、
「良さそう」
だと思うはずである。
「予備校の一流講師の指導なら期待できる!」
そう思っても不思議ではない。
そのくらい高校生時代の教科担当の先生に、
「不満があった」
ことがその考えに至る最大要因と考えられるから。
さらに、
①きれいな校舎および教室
②たくさんの講師がいる
③個別指導コースで質問だってできる!
④自習室だって毎日通える(使いたい放題!)
こうなれば、
「信用できるし、安心」
という考えにいたることは自然な流れ。
それだけではない。
①たくさんの合格実績(昨年度)
②テレビCM(何で私が〇〇大学に!)
「え、すご~い!」
というふうになるのがあたりまえでは?
これで疑問をもつ親御さんや生徒がいる?
さらに個別指導コースに至っては、
「〇〇段階の個別指導!」
北斗塾予備校がだいたい8段階指導なので、
この「〇〇段階個別指導」については、
数だけ見れば何倍もの数字なので、
今までに何度もいろんな親御さんから、
「北斗塾よりもスゴイレベル分けですよね?」
と言われ続けてきた。
何度もだ。
今はこのカラクリがわかっているので、
私自身もそれが特にスゴイとは思わないが、
よく実態がわかっていなかった当時は、
「何かスゴイのだろうな…」
という感想を持っていた。
だから、
その親御さんたちの気持ち(期待?)、
それが今でもよ~くわかる。
未知のものには何かワクワクするからね。
さて、1つひとつ検証していってみよう。
まず、3浪目の結果はこうだった。
●「集団授業」と「個別指導」だったが…
1.理解できる問題は増えても成績が上がらない
2.質問ができる環境だったが成績が上がらない
3.自習室に通い詰めても成績が上がらない
4.予習も復習もできたが成績が上がらない
結局、合格できなかった。
(高校3年生のときを含めると4年連続)
なぜか???
(続く)