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塾長の考え(親子関係)12

一木康広

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テーマ:塾長の考え

親子関係2
前回も述べたが、

現在の大学入試において、

重要とされる能力は4つあって、

1.思考力 2.判断力

3.表現力 4.協働力



これらの能力が必要だと国が判断した理由は、

「AIにできなくて人間にできることだから」

といった解釈違いの人たちが結構いるので、

そうではないという理由を述べた。



学校の先生、塾長、(塾の)教室長など、

少なからず子どもたちに影響力がある、

こういった立場の人たちは、

自分の間違った見識により、

自分の生徒たちに悪影響を及ぼす、

その危険性をもっと意識してもらいたい。



それと「3」についても「絵」であれば、

「Midjourney」などの画像生成AIがあり、

これを使用して絵を描く人が激増している。



「1」「2」「3」の能力について、

いろいろとまだ不備はあるものの、

着々とAI(人工知能)が進化していけば、

人類の叡智(えいち)を凌駕するのでは、

そう言われているのが2045年である。



そのときこそ、

わが子が社会人としても最も活躍するべき時期、

これにあたる。

だからこそ、

北斗塾ではそれを見越した上での、

〈北斗式〉自立型個別指導をしているのだ。

もちろん見越しているわけではなくとも、

生徒の自主性を重んじた学習指導はいいねと、

信じて「自立学習」をやっている学習塾なら、

全国的に数多く存在しており、

今後はこの形態が主流となり増えていくと、

予測されている。(某大手コンサル会社発表)



さて、

そんな予測不可能な未来の時代において、

人間がAIに負けないで優位でいられる能力は、

じつは「人間関係能力」なのである。

このため私は、

わが子が将来的に社会の中で、

誰からも必要とされる人財となるためには、

1.学力

2.人間関係能力

この2つが重要であると断言しているのだ。



「1」の学力に関して、

生徒の自主性を育みながらの指導でないと、

これからの時代は特に生き抜くことは難しい。

言われたことだけするのが「仕事」なら、

AIやロボットに簡単に職を奪われる。



「主体性を育む」教育の実現、

これが国が取り組む最近の課題となったが、

それが、

「アクティブ・ラーニング」

という概念であり文部科学省が今、

各学校に浸透するように取り組んでいる最中。



ただし、

明治時代から連綿と続く旧来の指導形態である、

「集団授業」形式でこれを実現させようと、

試みているため、

どうしても何かの「発表会」みたいなものに、

なっているようだ。

それは表面的には新しいもののようだが、

28年間自立型の教育や指導をしてきた、

そういう立場の私からすると、

「もっとうまくいく方法があるのに」

とどうしても思ってしまう。



さらに、

アクティブ・ラーニングができても、

社会で成功したり、

幸せな家庭をつくるためには、

「人間関係能力」が別に必要。

まずは良好な親子関係の構築、

これができないと話にならない。



(続く)

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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