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一木康広

中学・高校・大学受験合格へと導く自立型個別指導のプロ

一木康広(いちきやすひろ) / 塾講師

株式会社北斗塾

コラム

塾長の考え(国公立医学部医学科受験)2

2023年4月26日

テーマ:塾長の考え

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

白衣の男性
英作文の問題。



問題:「明日から新学期が始まる」

これを英訳せよ。

こんな普通の日常会話の表現。

別に難しくない…はず。

ちなみに入試問題でも何でもない。

レベル2程度の問題である。

(国公立大学の)

医学部医学科受験合格は最低レベル6。

「できてあたりまえでしょ!」

ほとんどの親御さんならば、

そのように思うかもしれない。

ましてやわが子が高校3年生ならば。

「明日から新学期が始まる」

たったこれだけの日本語を、

英語に直すことができないはずがない。

そんなことがあるはずがない。

そう思い込んでいる…。

ところが実際はこの日本語を、

正確に英語に直すことができない、

それが一般的な高校生である。

わが子で確かめてみるとよい。

とんでもない解答を言うかもしれない。

ちなみに正解は…、

The new semester begins tomorrow.



で、高校生が戸惑うパターンを紹介する。

1つ目は、

「semester」が学期という意味だけど、

「term」という単語もあったのでは…。

どっちでもいいのかな~。

2つ目は、

「begin」じゃなくて「start」でもいいはず。

そういう誤った知識を生徒が持っている場合。

「英作文の添削をしてください」

そう言って学校や塾の講師に質問をしても、

「『start』でも『begin』でも同じだよ!」

というように間違った指導をする講師もいる。

塾にいる地元の大学生講師の場合は、

特に要注意だ。

そこの教室の教室長や、

そこの塾の塾長がもしも英語指導をしていて、

上記のようなことを平気で言っていたら、

指導された生徒が「医学部医学科」には、

当然だが受かるはずがない。

もしも過去に合格している生徒が、

本当にいたとしても、

それはその生徒が勝手に合格していっただけ。

塾での指導の結果ではないことは明白。

医学部医学科受験で出てくる英作文において、

大学の教授クラスの先生たちが、

こういった小さいところを見逃すことはない。

3つ目は、

「tomorrow」と書くところを、

「from tomorrow」と書いてしまうこと。

日本語では「明日から」と表記されているので、

「from:~から」と「tomorrow:明日」

の2つの英単語を並べて書いてしまうのだ。

この誤りについて明確にわかりやすく、

間違いの理由を説明できる講師なのか?

そして、

何よりも大事なことは、

生徒が今後同じ間違いをしないように、

有効な「対策」を瞬時に提案できるか?

そしてその指示通りに、

生徒が学習しているかどうかをチェックする、

そんな仕組みが出来上がっていて、

実際にそのおかげで失点率が減っているのか?



1度確認してみた方が良い。

今回は単純な英語の作文で説明した。

医学部医学科受験の指導は甘くない。

安易に、

「医学部医学科受験なら当●●へ」

と豪語できるものではない。



(続く)

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