塾長の考え(塾への依存心)
生徒の「自立心」とは何か?
勉強面で言うと、
1.自分で考えて勉強できる
精神面で言うと、
2.何かに依存せずに勉強できる
特徴を表現すると、
3.勉強する時の方針がある
4.主体的に勉強できる
5.自分の得意と苦手を理解している
受験勉強において自立心が、
特に大切な理由は、
目標大学合格(自己実現)に向かって、
挑戦できる覚悟を生徒自身が、
もつことができるようになるからだ。
「自立心」が弱いとどうなるか?
反対の視点から見てみると、
1.自分で考えて勉強できない
※何をどこからどのように勉強を、
したらよいかがわからない。
(何もできない)
(結果、やるのは学校の宿題だけ)
2.何かに依存しないと勉強できない
※自主性がないから環境のせいにする。
(塾でないと勉強しないと言い出す)
(誰かが教えてくれないと勉強できない)
(結果、自宅では勉強しない)
3.勉強する時の方針がない
(日々無駄な勉強をする)
(結果、テストで点数が上がらない)
4.主体的に勉強できない
(誰かに指示されないと動かない)
(結果、時間管理がメチャクチャ)
5.自分の得意と苦手を理解していない
(優先教科の勉強ができない)
(結果、効果の出ない勉強をする)
さて、いかがだろうか?
「自立心」を強化していかない限り、
本人の成長はない。
そこに着目している塾・予備校は、
宮崎にはほとんどない。
やっている塾があるように見えても、
やり方(考え方)がずれている。
例えば、
1.宿題をきちんと出している
(それはどこの塾でもやっている)
2.目標を立てて勉強させている
(それもどこの塾でもやっている)
3.塾の自習室を毎日開放している
3番については少し補足して説明する。
毎日塾の自習室を開放した場合に、
毎日一定時間は学習するのだから、
自立心を育めるという主張は、
間違っている。
なぜ間違っているか?
判別方法があるので提示する。
自塾の生徒の自立心が育めている、
そう主張できるのならばその塾生が、
自宅で学習できるかできないか、
今すぐ試しにやってみたらよい。
3日やそこらはできるかもしれないが、
それが1ヵ月も続くことはない。
ほら、自立心はどこに?
毎日塾通いすればするほど、
逆に「自立心」はますます育たない。
毎日同じ環境に行き、
そこで学習できれば自立心を育める、
そんなわけは絶対にない。
学校がいい例だ。
毎日ほとんどの生徒は学校に行く。
その生徒たち皆が自立心を育んでいる。
なぜなら毎日学校に行っているから!
もしも学校の先生がそう主張したら、
「はい、そうですね!」
と賛同する人がいるのか?
いるか、そんな人!(笑)
自立心とは、
誰も見ていない自宅の勉強部屋で、
静かに、少しずつ、コツコツと、
年月をかけて育むものだ。
誰かの監視のもとという環境や、
学校や塾や予備校などに毎日行けば、
育まれるものでは決してない。
(続く)