塾長の考え(夏期講習)④
塾の役目は何か?
それは塾生の受験合格です。
通塾するきっかけは成績不振であり、
それを改善しようと思って塾を探し、
1.近くにある(通いやすい)
2.評判・口コミが良い(信頼できる)
3.合格実績がある(安心できる)
などの理由で塾を判断し、
無料体験などで子どもが最終決断して、
塾に入る。
まあ2番目の「口コミ」は、
生徒や親本人が書いた「本物」の場合と、
業者がお金をもらって書いたレビュー、
そういう「偽物」の場合がありますが。
※情報大洪水時代ならではの現象です
私は親が塾を選ぶときの最も大事な基準は、
上記3つではいけないと思っています。
上記3つはあくまでも参考資料です。
親が塾を選ぶときの最大基準は、
そこの教室の責任者の人間性です。
これは間違いありません。
心の底から断言できます。
●塾代(月謝)が安い
●教え方がうまい
●優しい(若い、カッコいい、面白い)
●教室がきれい(おしゃれ)
●自習室がある(毎日通える)
こういったことは最大基準ではありません。
表面的に見える「良さそうな」ものです。
そんなものを軽~く超越して、
わが子にいい影響も悪い影響も与えるのが、
そこの教室の責任者または塾長です。
その人間性を見抜いていくこと!
親ができる、いや、しなければならない、
最重要事項がこれなのです。
この判断基準は…人それぞれでしょうが、
1つ言えることは、
「親御さんの直感」
が最も信頼できるということになります。
それでも「教育」とは、
その指導者の人間性が指導を通じて、
わが子にドンドン伝染していく、
このことをよく知っておいた上で、
塾を選んだほうがいいですよ。
そして最終判断は子どもと塾との、
「相性」ということになります。
親が「こうだ!」と思っても、
実際に教育サービスを受けるのはわが子。
わが子が嫌がればそこの塾はダメです。
「入塾面談だけで人間性を判断できますか?」
そんなことは難しいです。
そこだけで判断できないのが普通です。
今は情報大洪水時代です。
そこの塾のホームページやブログがあります。
まずはそこを調べる。
どういう人間性かはそこに若干出ています。
次にできれば通っていた生徒の話を聞く。
実際の指導が言っていることと違う場合も、
当然ながらあります。
言うは易(やす)し、行うは難(かた)し、
ですからね。
受験合格とは生徒ができることを、
精一杯やったときの結果です。
では、生徒ができることとは何か?
そのできることの質が上がるように、
精度が高い指導ができるように、
努力していくのが塾講師です。
その成果をもっとも高める指導形式は、
そもそも個別指導形式でないと無理です。
さらに、
「自分で考えて行動する」
この訓練を継続的に行うと、
生徒は主体性がだんだんと身に付きます。
この「主体性」こそが生徒の意識に、
イノベーション(変革)を起こすのです。
(続く)