塾長の考え(親子関係)5
昨日国公立大学の前期試験が終了した。
次は後期試験(12日)が残されている。
前期試験が不合格だった生徒のみ受験できる。
今日からはそこに向けての指導になるが、
それが可能な生徒は共通テストで、
高得点を取っていた生徒がほとんど。
そうでない場合はもう望みはほぼなく、
どこの塾でも指導対象ではないようだ。
今回の宮崎大学の入試問題は、
地元新聞に掲載されていたのですべて見た。
対策は効果を上げただろうと確信。
生徒に指導するにあたって伝えるべきこと。
それは…、
【学習するべき内容について】
1.何を学習するべきかの「明確さ」
2.学習したこと(問題)の「価値」
3.学習事項と別の学習事項の「関連性」
【日々の受験勉強への取り組み方】
1.(勉強に)邪魔なものや障害をいかに
最小限に抑えるか
2.学校の勉強と塾の受験勉強とのバランス
3.時間マネジメントの技術の習得
以上の点の精度を上げていくこと。
それが合格の可能性を引き上げることになる。
あと注意する点があるとすれば、
効率を重視する頭の良い生徒にありがちだが、
「新傾向に惑わされて学習の本質を見誤る」
ということがないように指導したい。
2020年から実施されている共通テスト。
このテストで測ろうとしている生徒の能力は、
「思考力・判断力・表現力」
である。
だから他塾のチラシやHPを見ると、
これらの能力がアップするような指導をします、
と記載されていることが多くなってきている。
高校受験もまた同じ。
センター試験から共通テストへの「変化」により、
高校入試の問題の傾向がだいぶん変わり、
その「変わった」ことに塾も対応していきますよ!
そんな感じの表現が多くなっている。
でも、どうかな?
表面的なことに惑わされて、
本質を見誤ることはよくあること。
入試とは「本質」を問うもの。
温故知新。
私は共通テストの点数を塾生たちに取らせたくて、
今年は例年以上に膨大な量の研究をしたが、
共通テストの本質はセンター試験の中に見い出せた。
そこには大学教育の基礎力となる、
知識・技能を習得できるための問題がたくさんあり、
その習得こそが共通テスト対策の第1歩なのだ。
傾向の変わった「高校入試」も同じ。
過去の問題の中にこそ、
黄金の知識・技能のヒントがちりばめられている。
だから北斗塾の中学3年生の生徒たちには、
平成13年の過去問から学習をさせている。
この成果は、
3月7日【学力検査】本番に出てくるだろう。
本質は年代を越えても変わることはない。
(終)