かつらの応急修理例1（修理前）
いつもこのコラムを見て頂きありがとうございます。
今日はシャンプーやリンス・コンディショナー等に使われている成分についてのお話です。
ボトルの裏側を見て頂くと実にたくさんの化学物質のような成分名が載っていますよね。
水以外の成分は良く分からないとか、あまり気にしていないという方も多いようです。
基本的に使用量の多い順に記載されておりますが、最近のシャンプー剤の宣伝を見ていると「ノン・シリコン」というのをよく見かけます。
これはシリコンオイル（油）類を配合していないと云う意味です。（シリコン＝シリコーンとも云う）
シリコンは髪や頭皮に不安があるというのでは？という事からそのような宣伝になっているようですが、一般的にはシリコンオイルは傷んだ髪に良いとされ、シャンプーだけではなくリンスやトリートメント、枝毛対策のスプレー剤などの他、塗料などの工業用から化粧品類まで幅広く使われています。
このシリコンオイル自体は普通皮膚に触れても、人体には害が無い、もしくは安全性が高いとされており、シリコンを使わない＝良い・・・・という訳ではありません。
市販のシャンプー剤は安くて洗浄力の強い洗浄成分を配合している場合が多いので、髪や頭皮の傷みを緩和する目的でシリコンが使われているのではないかと思います。（特にリンス、コンディショナー、トリートメントに）
シリコン類が配合されていると、シャンプー後の髪にツヤが出たり、きしみが減り、クシ通りが良くなったりします。
例えばシリコン配合のブロー剤を使用後は、床に霧状に落ちてしまうので滑って転倒しそうになる位滑りが良くなります。（スキー用のワックスのようです）
洗髪時に髪がきしむという方は、シリコン等のきしみ防止剤が弱いシャンプーであるか髪の傷みがひどいのかも知れません。
問題はシリコンを配合する事で髪や地肌に良くない成分を隠す事ではないかと思います。
（よく無添加、自然派、天然、オーガニックと謳った商品でも成分的にどうか？と思われる商品もある）
また、ただ単にノン・シリコンと云うだけでは以前に戻っただけのように思われます。
皮膚が丈夫な方でしたら、あまり問題になる事は少ないのですが、皮膚に心配のある方、薄毛や抜け毛を心配な方は、シリコンだけを考えるのではなく、合成界面活性剤などの強い洗浄成分や防腐剤なども、できれば使っていない製品をお使いください。
シリコンに関しても健康な方はまず問題ないでしょう。ただ皮膚や髪に心配がある方には長年使った場合・・・・・どうなのか？という不安はあるかもしれません。
これは、洗髪時に使うシャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメントはもちろん皮膚に塗布するもの全般にわたっても同じ事が言えます。
私共では、髪や地肌に良くないとされている成分を使用しないシャンプーやヘアケア用品を用意し、お勧めしております。
頭皮のトラブルや、薄毛、抜毛の気になる方、皮膚の弱い方やお子様でも安心して使える商品です。
今後も機会があったらヘアケア用品の成分について書いてみようかと思っております。
以上、ご心配な方はお気軽にご相談ください。
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