かつらの応急修理例1(修理前)
私共では薄毛、抜け毛の悩みの相談とその解決方法をアドバイスさせて頂いておりますが、「白髪が気になる」・・・・という相談もございます。
昨年頃からお客様で、「利尻昆布」が入っているという商品を複数お持ちになって「この商品のヒフへの安全性はどうか?」「使うならどちらが良いか?」と相談されることがありました。
今、白髪に悩む方々に話題の「利尻昆布」の成分が入っているというヘアカラートリートメントです。
実は私も、数年前から白髪が気になるようになっていて、時々毛染めをしているのですが、一般の染毛剤ですと染まりが良い半面、ヒフに違和感を感じるようになってきておりました。
その為、ヒフに安全なこのタイプ商品にはとても興味を持っていたので、プロの立場と言うよりも、一般のユーザーとして自分でも試してみようと購入しました。
(ヘアダイと呼ばれる酸化染毛剤はよく染まる半面、髪は痛むし激しいアレルギーの危険性があるので、ヘナやヘアマニキュアを使う方も増えていますよね)
検索するとよく目にするメーカーの他にも似たような商品があるようです。
全成分に目を通してみると、利尻昆布以外にも植物由来のものが多種使われています。
色素は入っていますが、防腐剤や香料などを始めヒフに注意が必要な成分はないように思います。
まずは商品に同封されていたチラシを参考に一般的な方法・・・・と思われる手順で使用してみました。
手順(チラシより)
1、シャンプーする
2、タオルで乾かす
3、塗布する(量は多めに、根元まで付ける)
4、5分~10分放置する
5、しっかりすすぎドライヤーで乾かす
従来でも、ヒフに安全と言う毛染め方法は他にもあるのですが、我々の感覚では、この放置時間は短いと心配になり、15分程度おきました。
結果は市販の染毛剤と比べると染まりが悪く、物足りない印象です。特に生え際の根元の白髪は少し茶色くなった程度で、日数の経過ともに色落ちしてくる印象です。
「毛染め」として期待すると満足度は低く感じました。しかし、皮膚への違和感は全くなく、今のところ安全であると言えそうです。
少しでも白髪が目立たない程度で良いと割り切って使えば、おおむね納得できるかと思います。
ヘアダイと違って、髪も痛まず、ヒフにも優しく日を置かず再度使用可能なのでその点でも安心です。
(その分使用量は増えますが・・・・・)
気になったので、メーカーのサイトを見ると、もっとしっかり染める方法・・・・というページがあり、今度はその方法でやってみました。
<次回につづく>