仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は「シャロームの杜ほいくえん」の開園式とシャロームの会の就労支援施設「オリーブの小路(こみち)」の試食会に出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
〈貯金箱がいっぱいになったら〉
アメリカへ講演旅行に行った時、小学一年生の子が、私の小さな着替えのケースをいっぱいに抱きかかえ、ほど良い道のりを運んでくれました。
さっそくお駄賃をと思い、両親に「十ドルも差し上げていいですか」と聞きますと、「とんでもない」と言われ、「では五ドル」と言いますと、「いや、クォーター(当時四十円)を」ということで、この少年にやりますと、まるで拝むように喜んで貰うのです。この僅かなものに感謝する心に、まず打たれました。ほどなく、彼は貯金箱を持ってきてお金を入れたので、「この貯金箱がいっぱいになったら、何を買うの」と尋ねますと、彼は澄んだ瞳で、「秋の感謝祭に全部持って行って、アフリカに送るんだ」と答えました。私は、自分の質問の貧しさに恥ずかしさを覚えました。
こんな子供を、日本にもたくさん育ていたいものです。