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仙台の行政書士より190414心のメッセージ

菊地茂

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 本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。

 今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。

 〈舌という火〉


 舌は小さな器官ではあるが、よく大壮語する。見よ、ごく小さな火でも、非常に大きな森を燃やすではないか。舌は火である。不義の世界である。舌は、わたしたちの器官の一つとしてそなえられたものであるが、全身を汚し、生存の車輪を燃やし、自らは地獄の火で焼かれる。
 「ヤコブの手紙」3章5-6節


 日本でも「口は災いのもと」と言う。しかし、人間のコミュニケーションのかなりの部分が言語を媒介としてなされるので、完全に沈黙することはできない。馬を制御する場合には、くつわと鞭でできる。船も舵取りをすることで制御できる。しかし、人間の言葉を制御することは、なかなか難しい。
 ここで「ヤコブの手紙」の著書が想定しているのは、イエス・キリストの教えについて語る教師たちのことだ。教師が、自らにとって都合よくない部分を割愛してしまったりすると、福音が正しく伝わらない。教師たちはそのことを主観的にはよく理解しているつもりであっても、偏見の故に、語る言葉にはどこか歪みが生じてしまう。
 その危険を自覚するとともに、聞き手の側には、教師の話をそのまま鵜呑みにするのではなく、発話主体の利害関心による歪みを吟味するという姿勢が求められる。

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