コラム
仙台の行政書士より190127心のメッセージ
2019年1月27日
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。
〈偉くなりたい者は〉
あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、仕える人となり、あなたがたの間でかしらになりたいと思う者は、僕とならねばならない。それは、人の子がきたもの、仕えられるためではなく、仕えるためであり、また多くの人のあがないとして、自分の命を与えるためであるのと、ちょうど同じである。
「マタイによる福音書」20章26-28節
偉い者が支配するというのは、世俗の秩序感覚だ。これに対して、イエスは、キリスト教徒の価値観は、世俗の価値観とまったく異なることを強調する。図式化して示そう。まず、世俗の秩序感覚はこうなっている。
支配者ー民衆を支配する
偉い人たちー権力を振るう
人間は性悪な存在であるから、キリスト教徒の共同体でも、無自覚のままでいると世俗的な「偉い」「偉くない」という発想が浸透してくる。そうなると、キリスト教徒相互の関係が官僚的になり、教会が愛の共同体ではなくなってしまう。従って、イエスは以下の逆説を説く。
かしらになりたい人ー僕となれ
偉くなりたい人ー仕える人になれ
こうすることによって、人間は、世俗的な秩序とは別の原理で構成された秩序に従い、来るべき「神の国」のイメージを想い浮かべることができる。
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