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菊地茂(きくちしげる) / 行政書士

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コラム

仙台の行政書士より181002心のメッセージ

2018年10月2日

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: 行政書士 相談

 本日は午前中、建設業許可申請と風営法許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、メンバーのケア会議と相談会に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 〈知恵を尽くしたその先に〉

 「千年働いてきました」(野村進著)という本に、ある老舗の醤油メーカーの話が載っていました。なかなか自社の醤油が売れない中で、このメーカーは醤油をつくる日本古来の技術を応用して、抗ガン剤はに近い薬をつくることに成功しました。とはいっても、抗ガン剤は、大手の製薬会社が既に市場を席巻していて、売れる可能性はゼロ。ところが、その薬がオーストラリアの羊毛業者に飛ぶように売れだしたというのです。
 実は羊毛を刈る仕事は大変な重労働。暴れる羊をおさえてバリカンで刈りますが、刈っている人間が大けがしたり、羊がケガをして死んでしまったり、せっかくの羊毛に血がついて、羊毛の価値が下がったりと大変な仕事です。
 そこで、その醤油メーカーがつくった薬を羊に注射し、羊にネットをかけ、動いても外れないようにファスナーでしっかり止めるのだそうです。そして放牧する。しばらくすると、羊にはこんもりと毛が生えてモコモコしてきます。そこで、その羊のファスナーを外すと、さながら分厚いカーディガンを脱ぐかのように、ツルンと羊毛が抜けるのだそうです。
 「抗ガン剤の副作用で毛が抜ける」という性質を巧みに利用したのです。羊毛業者は、ケガを伴う危険な作業から解放され、羊もケガして死ぬことがなくなり、血のついていない最高級の羊毛を生産出来ることになりました。
 知恵を尽くしたその先に、思いがけない道が開けたのです。教えられますね。

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