コラム
仙台の行政書士より180111心のメッセージ
2018年1月11日
本日は午前中、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします、また午後は、仙台市ワーク・ライフ・バランスセミナーに出席し、夕方はシャロームの会のスタッフリーダー会に出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
〈これからの時代とbeing①―人間が誘拐される危機〉
かつて、大阪府立高校の女子生徒が、生まれつき茶色の髪を学校で無理矢理黒く染めさせられた事件がありました。生徒さんは、髪を染めた後も不十分だと指摘され、文化祭や修学旅行への参加も禁じられたのです。あなたも「えっ!?」と思われるかも知れませんが、まじめであればあるほど、このような生き方が当たり前となり、それに気がつかない時代になってきているのです。学校は教育が専門ですが、教える根本にbeingを忘れ、doingばかりになると、やがて、その“情熱”が“強権”に変わってしまいます。
先日、アメリカの友人にこの事件を話したところ、「そこが日本人の特性だ」と、否定も肯定もせず語ってくれました。「よくわかる」と言うのです。彼は日本の田舎に3年滞在したことがあります。その時、車が一台も通らないのに、日本人はしっかりと赤信号では立って待っているのをよく見たというのです。アメリカ人の彼には「かんがえられない」と言います。
人間のために信号ああるのか、信号のために人間があるのか、という問いをするまでもなく、現代は、人工知能ならぬdoingに人間が誘拐される危機にあります。ならば、どのようにしてそのような時代にbeingの確かさを深めるのか…。
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