仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と相続申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、高木裕樹先生の言葉のご紹介です。
「森のイスキア」で有名な佐藤初女(はつめ)さんに、お目にかかったことがありました。私は「初女さんは、いつお目にかかっても自然体ですね」と申し上げました。すると、初女さんは、「私には、自然体、不自然体といったものはないのです。私は、そのままを生きておられるので、これが私です」とお答えになられました。
初女さんとお茶をいただきながら次のような話を伺いました。ある日、約束をしていないのに突然、二人の人が訪ねてきました。突然やって来る人の多くは切羽詰った悩みを抱えていて、食べるどころではない人が多いのです。そのときは、食事の支度がなかったのですが、初女さんは訪ねてきた方に「一緒に食べませんか?」と声をかけました。パンの一切れを三等分していただいたそうです。突然の訪問者は、「おいしい、おいしい」と喜んで食べられました。
共に食べるということは、「互いに信じあっていること」の証です。心が通い合う相手であれば、豪華な食事でなくても、おいしくいただくことができることを、静かに力強くお話くださいました。食を共にすることは、「心の絆を深めていく」ことであると実感いたしました。