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菊地茂

人との関わりを大切にする法律のプロ

菊地茂(きくちしげる)

シャローム行政書士事務所

コラム

答えを出すのは…

2013年4月6日

 本日は、シャロームの会で開催いたします心の障がい者の就労支援基礎セミナーでお話をいたします。
 
 今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。

 カウンセリングの基本は受容であることは言うまでもないことです。受容とは、自分の価値観で批判したり、評価したりすることなく、相手のあるがままを受け入れることです。
 相談する時、人は無意識に自分を受容してくれる相手を求めます。この人なら何を話しても大丈夫だ、味方になってくれると思うと、今までなかなか人に言えずにいたことも吐き出せるようになり、スッキリした気分になることができるからです。
 ところが、話を聞く側は、どうしても教えたくなります。例えば、不登校の相談を受け、ある程度話を聴いた後、「○○先生に相談してみたら」とか「子どもが学校に行けるようになるまで見守ってあげて」等と、最善と思える答えを出してあげたくなるのです。
 それは「相手を早く楽にしてあげたいから」ではありません。実は一刻も早くこの重い話から解放されて、楽になりたいのはカウンセラーである自分なのです。相手の話を打ち切るのには、こちらが答えを出すことが一番の早道だからなのです。
 1分でも早く答えを出すか、1分でも長く話を聞こうとするか、ここが運命の分かれ道。TCSのスタッフ用語で「死に切る」とか「相手の更にその下に潜り込む」という言葉を使いますが、受容し切ったその先に、思いもかけない素晴らしい光景を目にすることができるでしょう。

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