仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、経営事項審査に関するご相談でお客様の会社を訪問し、午後は、相続申請と心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
ある社長さんから、人育てのコツを教えていただきました。
新人さんが、A先輩に「B先輩は厳しい」とか「C先輩は分かりづらい」とこぼしたとします。そこでついA先輩は、その新人さんに「だったら俺に聞けよ。B先輩やC先輩より上手に教えてやるぞ」と言いたくなるものだそうです。でも「私は全社員に『それだけは言ってくれるな』と言っています」とその社長さんは仰いました。なぜか?それを放置しておくと、会社全体がバラバラになり、険悪なムードが漂い、結果的に生産性が落ち、大きな問題につながりかねないからです。
そこで社長さんはこう社員にお願いしているそうです。「『B先輩は厳しい』と新人が言ってきたら『B先輩はあなたに早く覚えてもらいたくて言ってると思うよ』と言ってください。『C先輩は分かりづらい』と言われたら、『C先輩は丁寧に教えてくれてるんだ』と言ってください」。
これをことある事に新人さんにもベテランさんにも言っているのだそうです。「すると会社の雰囲気がとても良くなって、みんな生き生き仕事をやってくれています。またそう言っていると、A先輩自身が皆から信頼され、カブもあがりますしね」。
私が思わず「社長さん、素晴らしい!」と申し上げると、その社長さんはニコっと笑って「それはみなTCSから学んだんですよ。リフレーミングですよ」と言われました。今度は「なるほど~」と唸っていました。教えられますね。