コラム
一発セラピー
2012年9月7日
本日は、午前中建設業許可申請のご相談を、午後は、一般財団法人設立に関するご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
自己啓発セミナーに参加された方から、以下のようなご相談を受けました。
「講師の先生が『成功の秘訣はただ一つ、相手を喜ばせることです。相手の期待以上のものを提供すれば、あなたは必ず成功します。』と言われました。その通りだと思いつつも、『相手をよろこばすことができないあなたはダメだ』と言われているみたいに感じて、落ち込みました。どうしたらいいでしょう?」。
そこで、私はたずねました。「その講師は、『相手を喜ばすことができないあなたはダメだ』という意味で『相手を喜ばせましょう。』と言ったのですか?」。すると彼は「いいえ、違います。あくまでも成功の秘訣として仰いました」。私は、これを「否定的な裏読み」と言っています。相手の話していることをそのまま受け取らず、その話の裏を読み、否定的なメッセージに加工して受け取ることです。彼は、講師の言葉に落ち込んだのではなく、裏読みをして、自らがつくった否定的なメッセージによって落ち込んだのです。
私は彼に申し上げました。「だったら答えは簡単です。自分に何度も言ってあげればいい。『人を喜ばすことなんかしなくていい』って」。すると、曇っていた彼の表情が一変し、「あ~。今の言葉で楽になった。そうか、講師の言葉ではなく、自分の中の『人を喜ばせなければならない』が私を苦しめていたんですね。一発セラピーありがとうございます」と言って帰って行かれました。一発セラピーお試しあれ。
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