コラム
心伴わなくても
2012年7月19日
本日は午前中、仙台入管へ在留資格認定証明書(技能)交付申請に行き、午後は、東北学院大学で行政書士についての講演をさせていただきます。尚、夕方はみやしん絆クラブの例会に出席いたします。
「心が伴わない」ことで自分を責めてしまうようなことはありませんか?愛の行為はしているけれども、心から思いやることのできない自分を責めてしまったり、時には「心が入っていない」といって相手を責めてしまったりするものです。
私の友人で長年障害のあるお子さんに寄り添い共に暮らしてきた人がいます。その子どもさんとの日々の中で“この子さえいなければ”と思ってしまう瞬間がある自分をズッと責め続けていたと言います。そのことをカウンセラーに打ち明けたとき、カウンセラーは友人の話を黙って聴いてくれて、そして一言、「思ってもいいじゃないですか。それでもあなたは毎日毎日子どもに寄りそいつづけている。その姿こそ愛ですよ」と。
私たちは自分の感情があまりにも生々しいとき、ついそれを心の奥に抑圧してしまい、そんなことは一度もチラッとも思ったことがないなどと言うことがあります。それはそれで自分の助け方ですが、この友人のように自分の感情に気づいて「それでいいんだよ」と自分をゆるし、受け入れることも自分の大きな助け方です。
マザー・テレサは「ラブ・イズ・アクション」と言いました。心が伴わないときがあっても行おうとすることが愛の始まりなら、こんな私にも愛するということができるかもしれないと感じています。
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