Mybestpro Members

菊地茂プロは河北新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

忙しさと自分の価値

菊地茂

菊地茂

 本日は、NPO法人シャロームの会のメンバーとの交流会で秋保温泉へ行きます。


 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。


 日本人には、「忙しいことは良いことだ」「忙しいことは、人生が充実している証である」というような錯覚があるように思います。逆に暇だと、不安になったり、うしろめたい気持ちになったりします。その背景には、「忙しいということは、自分の価値観が高いことを意味する」という価値観があるからではないでしょうか。
 「お忙しいですね」と人に言われたら、ほとんどの日本人の方はどう答えるでしょうか?「はい、お陰様で・・・」と応えます。
 これをイタリアやスペインで言ったらどうなると思いますか?「お忙しそうですね」と言われると、ほとんどのラテン系の人は「はい、不幸にも・・」と答えるそうです。彼らには忙しいことが良いことだという意識があまりない。忙しいと言うことは、自分の時間を奪われていると言うことだから、それはむしろ不幸なことなのだという価値観が彼らの中にあります。いくらお金持ちでも、忙しすぎて自分の時間を持てない人を彼らは豊かであるとは思わない。自分だけの時間がたくさんある人を真の意味で豊かな人だと彼らは考えるそうです。
 このことを伺って、『忙しさと、自分の価値観は=ではない』と言うことを心に刻みました。自分を見失うほど、忙しという状態は、もしかして『忙しさ=自分の価値の高さ』という誤った公式に振り回されている時かもしれません。忙しい時こそ、立ち止まり心を点検したいものですね。


リンクをコピーしました

Mybestpro Members

菊地茂プロは河北新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

人との関わりを大切にする法律のプロ

菊地茂プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼