新築注文住宅で後悔したくない人必見!流れを変える間取りの3ポイント
新築注文住宅で家づくりするならば、どうせならかっこいい家、オシャレな家になればいいなぁ〜という気持ちは皆さん少なからずお持ちではないでしょうか。
ハウスメーカーの住宅展示場の様にとびきりかっこいい家とまではいかなくても、せっかくの新築のマイホームが余りにもよく見る様な普通の家では面白くありません。
どこか普通の家とはちょっと違うこだわりが表現できたら、マイホーム実現の達成感もひとしおかもしれませんね。
特に外観デザインは家族や訪問者だけでは無く道行く人々が目にする事になります。
そういった意味で外観デザインはかっこ良さも普通の家の感じもダイレクトにその存在を発し続けます。
皆さん自身も通りがてらに新築されたかっこいい外観デザインの家があれば、目に留まる事があるのではないでしょうか。
どうせなら我が家ならではのこだわりを演出してみたいものです。
でも普通の家をかっこいい家にするとなると、
「コストが心配・・・」
「どうすればいいのか分からない」
戸惑う事も多いのではないでしょうか。
そこで今回のコラムはかっこいい家と普通の家の差はどこにあるのか?新築注文住宅の外観をオシャレに見せるツボをお話し致します。
・普通の家を如何にかっこいい家に!
新築注文住宅は間取りもインテリアも外観デザインもアイデア次第で無限の可能性を秘めています。
しかしながら、実際の新築の家づくりの場面で全ての要素をバランス良く企画しようとすると、コスト面が心配になるのはありがちな話です。
そうなると優先的にコストを充てがう順番は間取りや設備といった機能面が先立ち、デザイン面は後回し気味になるのではないでしょうか。
コストの配分だけで無く家づくりの関心度も、如何に使いやすく快適な住まいにするかに集中し始めると、家づくりの初頭に憧れていたかっこいい家への関心も薄れ、段々と「快適なら普通の家でもいいんじゃない」と意匠面へのマインドが下がってきたりするものです。
ましてやかっこいい家というのは憧れの対象ではありますが、イメージ的には奇抜なデザインの住まいが思い浮かんだりするもの。
なんとなく堅苦しさも感じるかもしれません。
もっと気軽な暮らしには普通の家でも充分ではないかと思えてくるという事です。
ところで新築住宅の外観デザインを考えた時に、かっこいい家と代わり映えのしない普通の家の差はどこにあるのでしょうか?
実は必ずしも奇をてらったデザインではなく、いわゆる普通仕立ての家であっても、ちょっとしたツボを押さえればかっこいい家は実現できるのです。
つまりコテコテの斬新デザインではなくても素敵な外観の家は可能だと言う事。
逆に言うとこのツボを外してしまうと家の姿は代わり映えのしない普通の家になってしまいます。
今回は普通の家の外観デザインをオシャレに見せるツボを2つご紹介してみましょう。
・普通の家はつまらないからツートーン?
新築の家づくりに取り組んでいる皆さんが「平凡な普通の家ではつまらない!」と考える時、こうすればかっこいい外観になるのではないかと、真っ先に思い付くデザイン技法の代表格が外壁のツートーン配色ではないでしょうか。
勿論単色でもこだわりは演出可能なのですが、そもそも外壁素材の色バリエーションはかなり限定的。
部材メーカーのラインナップも白、グレー、ベージュ、ダーク基調のものを中心に絞られています。
そこで個性を主張しよう考えた時に浮上するのがツートーン配色の外観です。
単色では限られるバリエーションも複数組み合わさる事で変化が生まれます。
その変化が普通の家とは一線を画し、かっこいい外観デザインに近づいてくれるのではないかという期待感をもたらすのでしょう。
例えば下図のようなツートーン配色の外壁デザインの家がこれに該当します。
確かに図左側の白単色の外観デザインでは可も無く不可も無い普通の家の風情ですが、右の2つは同じシルエットの外観でも配色をツートーンで仕上げた分変化を感じます。
単色の外観デザインに比べると組み合わせる2色の選択だけで無く、ベースとアクセント部の入れ替え表現も含めるとバリエーションは広がるので個性をアピールする技法として昨今よく採用されているのは皆さんご承知のはず。
道行く先でもこうした外観デザインの新築住宅を目にする機会が多いのではないでしょうか。
でも・・・・・
よく目にするという事は世の中にありふれているという言い方もできます。
という事は、意に反してかっこ良さよりも普通っぽさの方が印象つけられてしまう恐れも拭えません。
単なる複数色を採用するだけでは無くもう一工夫加えないとオシャレ感までは到達しないのではないでしょうか。
かといって、先にも触れた通り建物のシルエット自体をあまり奇抜にし過ぎれば間取りも変わるし、コストも掛かるし簡単な話ではありません。
そんな時にデザインのツボをちょっと押さえて工夫してみると同じ間取りの新築の住まいがこんな感じに変化します。
色の切り替え場所はどこでも良い訳ではありません。
部材の材質変化、形状の変化など何らかの因果関係を持たない面同士で隣り合ってもぼやけてしまい、野暮ったい印象になってしまいます。
そこでメリハリが効く様にパーツを加え切り替えに相応しいポイントを作っておくのです。
上手く場を作り上げれば図の様に3色使いでも綺麗にバランスが取れます。
先に挙げたパターンと配色は似ていますがシャープな印象を感じませんか?
普通の家はつまらないからツートーンにするならば、もう一工夫加えるとオシャレ感が期待できるはずです。
・窓位置の工夫で外観はオシャレになる
多くの方は新築一戸建ては4LDK付近の間数、且つ2階建で間取り案の企画が中心となるでしょう。
そうすると概ね外観の形状は1、2階がそのまま重なった総二階建てかそれに類似したシルエットになるケースが多いはずです。
一般的に「総二階」というと言うと変化に乏しく単調であるとして、それこそ普通の家の象徴の様な評価をされる事もある様です。
確かに特に正四角形の総二階建てともなれば形状の起伏も無くそんなイメージが増してしまいがちです。
でも一口に総二階建ての外観といっても全くのっぺらぼうという訳ではありません。
そうです。窓の存在がありますね。
下図の様に窓の位置関係では印象がだいぶ異なります。
左の建物は窓位置がバラバラでまとまりの無い外観となっていますが、右の建物は窓位置が規則的に配置されまとまりを感じます。
両者を比べれば外観デザインの優劣としては明らかに右の建物に軍配が上がります。
この様に外観シルエットが同じ建物でも、窓の配置次第で建物の印象には違いが出てきます。
しかしながら、これだけではかっこいい家のデザインとまでは及ばず、まだ普通の家の範疇からは脱していないのではないでしょうか。
右の建物外観も確かに規則的にまとまりはあるのですが面白味が有りません。
それではどうすればこの建物を普通の家からオシャレ感のある家に仕上げる事が可能か?
こんな所に手を加えてみてはいかがでしょうか。
窓位置の規則性に一工夫加えるのです。
外観の基本的スペックを変えずに、動きを加えた窓位置に合わせ補正してみたのが左の図です。
同じサイズ、同じ数の窓も配置次第で外観全体の印象も変わって見えてきます。
更に右図の様に前項で取り上げたツートーン配色も加えるとどうでしょうか。
普通の家っぽい雰囲気からオシャレな感じへと家全体のデザインも変化していきますが、これらは窓位置と外壁材選択に手を加えただけですので基本的にコストに大きな変化はありません。
こんな所にもかっこいい家の外観デザインを工夫するツボがあるのです。
・どの屋根形状の外観がかっこいい?
さて新築のマイホームの外観を更にこだわってかっこいい家に進化させる方法はあるでしょうか。
最後に挙げるのが屋根形状です。
ここまで見てきたのは2階建てであれば、1階2階の外壁面までの姿についてかっこよさを整えるツボについてでしたが、その上にかぶさる屋根の形状次第で建物外観は色々な表情に変化するのです。
百聞は一見に如かずですので、まずはご覧いただきましょう。
左から寄棟屋根、切妻屋根、フラットルーフの外観パースを並べてみました。
同じ仕立ての家であっても随分と雰囲気が違って見えるのではないでしょうか。
それぞれの評価はどれがかっこいい家か?と言うよりは選ぶ人の好みによって見解が分かれそうです。
寄棟屋根は軒を深くする事で重厚な雰囲気を演出できますし、切妻屋根はシャープで斬新なデザインから落ち着いた佇まいまで多彩に表情を変えます。フラットルーフはモダンな雰囲気がかっこいいと、強い支持層を持つ外観スタイルとも言えるでしょう。
皆さんの好みにはどのタイプが一番マッチしていますか?
・素敵なマイホーム目指してみませんか
今回は個性的とは言えない普通の家に見えてしまう家の外観も工夫次第で気軽にかっこいいこだわりの新築住宅に変えるためのツボについてご紹介しました。
そもそも新築注文住宅の企画はアイデア次第で実に多様なのですが、同じ様な間取りや色使いでも工夫を重ねる事でよく見る普通の家でとどまったり、かっこいい家の雰囲気を醸し出したりと随分と印象が変わってしまう事がお分かり頂けたでしょうか?
もし皆さんがマイホーム計画を新築注文住宅で検討しているのであれば、ちょっとしたツボを工夫する事で普通の家とは一線を画したオシャレな雰囲気の住まいが期待出来るのですから試してみないのは勿体無い話です。
こだわりのかっこいいマイホームにチャレンジしてみてはいかがですか。
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