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終活バトラー(執事)がこっそり教える「エンディングノートの書き方」

村上則夫

村上則夫

テーマ:終活

本日は「終活バトラーがこっそり教える、エンディングノートの書き方」。こちら「マイ・ウェイ」。私が所属しております、終活カウンセラー協会で作成しているエンディングノート「マイ・ウェイ」の書き方を、本日は皆様にお伝えしたいと思っていますが、このコロナ禍の中、私が行っているエンディングノート書き方教室、終活セミナーを現在開催できていない状況、日ごろ終活セミナーで開催しているその内容を、今回から小刻みに詳しく皆様にお伝えをしていって、何本か、何十本かを合わせると、私の一つのセミナーが完成すると言ったところで、ちょっと深堀をして、皆様にお伝えをしていければと思って、今回はエンディングノートの書き方というものを、皆様にお伝えしていければと思っております。
このマイ・ウェイですが、目次を見ると、まずは「私について」、そして次が「身体について」、そして「財産について」、そして「葬儀やお墓について」、そして「大切なあなたへ」、そして最後に「マイ・ウェイ」というこの6つの章から出来ています。
まず第1番目の「私について」、自分のことですね、自分はいつ、どこで生まれ、血液型はというようなことから始まって、自分が生まれて、今までどんな人生を過ごしてきたのか。小学校の時はどんな先生がいて、中学校はどんなクラブに入って、高校はどんな友達とどんな活動をして、というところで、人生の棚卸しをすることによって、過去を振り返り、そしてこれから自分はどう生きていけばいいのかという、宝探したようなものを始めていくということになります。
そして第2章の「身体について」、これは50歳以降の方たちが多分このエンディングノートを作成されるとは思うんですが、そうすると多かれ少なかれ成人病ですね、持病があり、私も高血圧、糖尿病で薬を飲んでいる。そして主治医が誰である、もう一つとても大事なところですが、自分がもし介護状態になったら、どこで介護してもらいたいか、誰に介護をしてもらいたいかです。あとは自分の病気の告知です、ガンですね、その病気のこと延命治療をどうするかということです。特に延命治療は、これは誰も決められないです。本人が決めておかないと、家族も当然決められない。お医者さんも延命治療をどうしたらいいかということを決められないです。ですから、そういったことは当然このエンディングノート、リビング・ウィルというのもあるんですが、その同意書を書いて、これを奥さんや、子供さんに託しておいて、それをお医者さんに見せていただいて、私はもう延命治療は必要ありません、私もその延命治療はいりませんということで、会に入っています。当カードも作ってありまして、それは奥さんにもう託して状況でございます。
そして3番目の「財産について」。とても大事なところですね。皆さんがどこにどういった財産、自宅以外のところにも財産があれば、そういったものもちゃんと記載しておく。財産は当然不動産だけでありませんので、現金預貯金、その預貯金にはクレジットカードを作成しているかどうか、あとは生命保険や、株ですね、それらを購入しているのかどうかというところも、今は株も電子になっておりますので、株券という紙ベースのものはなくなっておりますので、それらをちゃんと記載しておかないと、相続人たちには分からなくなります。
あとは第4章では「葬儀やお墓」です。自分は何宗の仏教なのか、カトリックなのか、どこの宗教で、そして自分の菩提樹はどこなのか、お墓はどこにあるのか。そして自分がどういったお葬式をしてほしいのか、自分でこれは決めておかないと、子供さんたちが実際どのようにしていいのか困ることになので、自分の意志をちゃんと伝えるということで、このエンディングノートに記載することが、とても大事だと思っております。
そして第4章の「大切なあなたへ」、これはあくまでもその本人が、奥様、子供さん達に対して、「今まで本当に一緒に生活してくれてありがとう。」子供さんには「私の子供で生まれて来てくれて本当にありがとう。」ということをお伝えして、この大切なあなたへということは、これは自分が死んだ後、自分の相続で揉めることはやっぱり皆さんいやだと思うんですね。ですから、この大切なあなたへというところに、奥様に対して、「子どもたちと一緒に生活してくれ。」子供さんには「うちのお母さんを大切にして、兄弟仲良く生活してください」というようなことをお伝えすることによって、そういった文章が一つでもあれば、やっぱり残された家族の皆様は、お父さんのことを想って、仲良く過ごされることになると思います。それでも不安な方は、遺言書の中にも「付言事項」が書けるところがありますので、そこにこの長男に財産を相続させるのはこういった役割があるから、長男にこの財産を相続するんだと。だから他の兄弟は、長男を盛り立ててやってくれよと、そのお父さんの思いを伝えることによって、先ほどもお話ししましたように、相続争いということは起きないと思われますので、ぜひそういったお父さんの思いを綴って頂ければと思っております。
そして最後に「マイ・ウェイ」で、私が今までこのようにエンディングノートに書き記してくると、皆さんも亡くなった後の不安が一つ一つ解消されていきます。例えば介護になったらどうしようかなーと思っているのですけれども、その介護はこういう風にして、施設に入れてもらっていいよ。そしてホームヘルパーさんに頼んでもらって、家族で私の介護をするのは大変だから、みんなは自分たちのことを考えてやってくださいということがあれば、自分が介護状態になっても心配ないし、延命治療の心配もする必要がないと。財産も自分が亡くなっても、みんな他の家族たちに迷惑をかけないということが、このエンディングノートで決まっていくと、不安が一つ一つなくなっていきます。そうすると新しい第2、第3の人生を「よしもっと楽しく過ごすためには、これから奥さんと一緒に旅行にでも行こう!お金はもう子供たちにこれぐらい残しておけば、自分たちで使うことも可能なんだ」、楽しい人生をこれからますます送っていくために、自分はこれからこんなことしたい、あんなことしたいっていうことを、このマイ・ウェイに書いていただいて、自分のこれからまた新しい人生を歩んでいただくということで、「マイ・ウェイ」エンディングノートになると思います。
ぜひ、皆さん将来が不安だということであれば、いろんなところからエンディングノート出ておりますので、どれがいいとか悪いという事はございません。自分に合ったエンディングノートを選んで頂いて、まずは書くことがとても大事なので、自分のお名前、そして日付を書いて、ぜひ一歩一歩進めて頂ければと思います。
別に第1章から順番に書く必要はありませんので、自分がここだけは書いておきたいというところから書き進めていって結構ですし、このエンディングノートは1回書いたら終わりではないんですね。人間の気持ちは、日々変わっていきますので、ここは変えたいなぁと思うことが絶対出てくると思いますので、1年に一度、エンディングノートの更新ですね、バージョンアップをしていっていただければと思います。
もっと詳しい内容は、今後アフターコロナで、コロナの危機が治ってから、終活セミナー、エンディングノートの書き方教室をまた再開していきたいと思いますので、またその際は皆様に告知をしていきますので、ぜひまたご参加をしていただければと思っております。

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村上則夫
専門家

村上則夫(住宅・建物/不動産・土地)

有限会社 村建地所

終活カウンセラー上級インストラクター、家族信託コーディネーター、空き家管理士などの資格をもとに、分かりやすい情報発信につとめ、皆様の大切な財産を生かす終活を提案します。

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