【終活に役立つ一冊】明日死んでもいいための44のレッスン①
本日は終活を行っていくうえで、皆さんはすでにテレビでご覧になっていると思うのですが、この年金2000万円問題を、皆様と一緒に考えていきたいと思っております。年金だけでは老後、今人生100年時代と言われていますが、生きていくのに2000万円必要ですよ、年金だけでは生活していけませんよという発表が政府からなされて、日本でもかなり問題になっているところでございます。その2000万円問題を紐解いていきたいと思うのですが、2000万円問題の中身は、65歳以上ご夫婦で二人世帯が年金だけで暮らしていくと差額で毎月58.000円不足して、それを今の平均寿命で掛けていくと合わせて2000万円を手出ししないと生活がしていけない。後は預金を崩していてその不足分に充てて行かなくてはならないですよ、というのが金融庁から発表された内容ですね。その内容を紐解いていくと、みなさんの中で関心のある方はSNS等でもお調べ頂いたとは思うのですが、私も最近になってその細かい内容まで判ってきました。別に年金に頼らなくて65歳過ぎても、仕事が出来る方は沢山いらっしゃるわけで、私が考えるのは年金を貰うのではなくて、まだまだ自分が元気でいらっしゃれば仕事をして、年金以外で収入を得ていただければ全然足りなくことにはならないと思います。消費支出の内訳がとても重要になってきます。ここにちょっとしたトリックというか表に出さなかった事実があります。これが金融庁で発表された2017年度の高齢夫婦無職世帯の家計収支ということになっております。こちらを見て頂くとわかりますが、ここで54.000円ずつ不足してきますよ、毎月の支出がこの項目を見て頂くとわかりますが、食料、光熱費に保健医療であとは交通費ですね、交通、通信はみなさんがお医者さんに通われる際のタクシー代、皆様のスマホの通信料金になってきます。そして前の金融庁の試算を出されたところでは、ブランクになっていた箇所あります。それが教養娯楽、交際費の二つの項目ですね。これら全体がその他の消費支出ということで表示されたので、皆さんが慌てました。それで教養娯楽とは何か、皆様がカラオケスクールやダンス教室に通ったり、または今度旅行に行きたいから英会話を習うなど、映画はあまりお金がかからないのでなどが教養娯楽になります。次ぎに交際費です、これは皆さんがカラオケボックスに行って飲食をする、ちょっと知人と一緒に飲み会をする。他には同窓会、同級会をしようということの支出が交際費になります。この教養娯楽と交際費を合わせると2割です。総支出の20%相当額がこのブランクになった支出になります。高齢者の皆様が、毎月教養娯楽をしたり、飲み会を行ったりしますか?そういったことをしなければこの不足はでません。それをするかしないかは、皆様個人、個人の考え方ということになります。これが月額支出の票ですが、ここにある教育娯楽、そして交際費これを合わせるとだいたい60.000円毎月支出することを想定した消費支出です。先ほどの表で見ていただくと不足部分が54.000円になっておりますので、先ほどの娯楽教養そして交際費にお金をこんなに支出しなければ、使うことを前提にしなければ不足する事態を防げるということでございます。先程の50.000円というのは2017年の統計でございます。2018年の統計では41.000円に減額になりました。毎年、その統計を計算するにあたって年金や、支出の項目が少なくなることもございますし、また反対に多くなることもあるとは思うんですが、この不足分をぜひ先ほど述べたように、元気でいればお仕事ができるはずですし、逆にこういった教養娯楽したい、みんなと飲み食いしたいというお気持であれば、やはり自分で仕事をして収入を得て、支出に充てて頂ければ問題ないと思います。でも私はちょっと体が弱いのでやはりなかなか仕事はできないということであれば、その教育教養娯楽や交際を少し削られて生活なされば、安心した老後をお迎えられて、楽しい生活を送って頂けると私は思っております。そして村建チャンネルと重複するのですが、早い時期に住宅を購入されて退職なさる前に住宅ローン完済しておれば、皆様がサラリーマンでいらっしゃれば、退職金頂けるようになるわけで、その退職金をこの生活費の一部として取り崩して使ったり、その他に預金を使ったりしていただければ老後は明るく生活迎えられると思います。今後、わくわくする終活のために、このような内容をどんどんこれから終活セミナーの中でお伝えしていければと思っております。