老化は治せる?!
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患者よ、医者から逃げろ (夏井睦)という本を読みました。
・熱傷創傷感染を防ぐための基本原理
1. 細菌の侵入を防ぐことはできない。
2. 最近の増殖の場となる浸出液溜まりをなくす。
・熱傷創感染の具体的予防策
1. 水泡膜は可能な限り除去する。
2. 吸水性が高いが創面を乾燥させないもので覆う。
3. 浸出液が固まってできたゼリー状の膜は除去する。
4. 大きな水泡ができている熱傷では、抗生剤の予防的投与をする。
・手足の熱傷では、幹部より先の部分では血液の渋滞、すなわちうっ血状態になりやすい。
だから、手足の熱傷では、幹部より重力の作用も加わるため、足は手より腫れやすい。
まして長時間の立ち仕事をしようものなら、容易に患部は腫脹する。
・素人でもできる受傷直後の熱傷治療
1. 受傷直後は水道の流水で患部を冷やす。
冷却は数分程度で十分。
2. ラップで患部を覆い、幹部を空気から遮断する。
これで痛みは治まってくる。
ラップにワセリンを薄く塗ると、さらに鎮痛効果が増す。
3. ラップの上にタオルなどをまく。
包帯があればタオルの上から巻く。
4. 膝より下の熱傷では、患部を長い時間下げないように注意する。
被覆材料
1. 熱傷では吸収力のある被覆材を選んだ方が良い。
ズイコウパッドは吸収力が高く、しかも安価である。
2. ハイドロコロイドは吸収力がないので、浅井熱傷(水泡ができていない熱傷)以外では使わない方が良い。
3. 顔面の熱傷では、ハイドロコロイドが使いやすく有効。
ハイドロコロイドの誘拐スピードが速い場合には、一日に数回の交換が必要。
4. ラップはかぶれやすいので、特に暑い日には一日に数回交換し、その都度、創周囲の皮膚の汚れを水道水で洗い落して汗疹を作らないようにする。
・ドメインには真正細菌(大腸菌、緑膿菌など)、古細菌(イオウ分解菌、メタン生成菌など)、真核生物(直物、動物、心筋、酵母など)の3つある。
3つのドメインでは、真核生物の細胞のみが特異的に乾燥に弱く、乾燥状態では、すぐに死滅する。
理由はおそらく以下の3つだろう。
1. 細菌(真正細菌と古細菌)は、乾燥した環境では休眠状態に入るなどして生命活動を停止できるが、真核細胞にはその機能がない。
2. 細菌は細胞膜の外側に細胞壁をもっていて、細胞壁が一種の物理的バリアとして機能しているが、真核細胞は細胞膜が最外層でバリアがない。
3. 真核細胞は細菌に比べてサイズが桁外れに大きい。
・熱傷創面をボディーソープで洗えば、創面に露出している表皮細胞は次と破壊され、それを危機的状況と完治した表皮細胞は各種の疼痛関連サイトカインを大量に放出し、神経末端は強い痛みとしてキャッチする。
だから、ボディーソープで洗うと激痛なのだ。
・自分の皮膚以外は、たとえ親兄弟の皮膚であっても、絶対に生着しない(唯一例外は一卵性双生児間の皮膚移植のみ)。
その理由は、皮膚は抗原性が高く、自己と非自己を厳格に区別し、非自己を見つけると直ちに攻撃して排除するからだ。
・皮膚が自己と非自己に関して頑固で融通の利かない臓器だったからこそ、地球という細菌の大国で生き延びられたのだ。