アレルギー体質になるかどうかを決定するLPSとは?!

堀克昌

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免疫ビタミン」のすごい力(杣源一郎)という本を読みました。その1

・私たちの健康を守る免疫最前線で、懸命に頑張っているマクロファージですが、一つ弱点があります。
それはストレス。

身体がストレスにさらされると、マクロファージの機能はぐんと低下してしまうのです。

・2008年、ドイツ・ミュンヘン大学のエリカ・ムーチウス教授が、「アレルギー体質になるかならないかは、幼い時のLPS曝露量にある」という調査結果に基づいた研究論文を発表したことにより、LPSとアレルギーの関係性が世界的に明らかになりました。

・一旦不均衡になってしまったバランスを、もとの水平状態に戻すことさえできれば、アレルギー症状は改善に向かうですが、なんとLPSには、この傾いた獲得免疫のバランスを、もとの状態に正す力があるのです。

専門的な話をすると、LPSには「インターロイキン12」という物質を誘導する働きがあり、これがTh1型を優位にするのです。

・生まれつき糖尿病を発症する特殊なマウスを使った実験でも、LPSの皮内注射によって糖尿病の発症が遅れることが分かりました。

ヒトによる試験でも、明らかな血糖値の低下が認められています。

とはいえ、以上に増え続けるAGEsに対しては、マクロファージといえど、その処理能力にも限界があります。

AGEsがマクロファージによって排除されるレベルに制限するためには、血糖値を挙げないような食事の工夫と、マクロファージの能力をアップさせるLPSの摂取が大事なポイントです。




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