鳥類が300mg/dlという、高血糖を維持する理由とは?!

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炭水化物が人類を滅ぼす(夏井睦)という本を読みました。その8

・鳥類全般の血糖値:200台後半から300台後半

ヘビの血糖値:30-40

カメの血糖値:15-90

トカゲの血糖値:100-130

脊椎動物の血糖値には3パターンあり、各血糖値がそれぞれの行動様式に関連していることは間違いない。

ちなみに鳥類が空腹時でも300mg/dlという高血糖を維持しているのには、3つの理由があるらしい。

一つ目は鳥類はインスリン感受性が低い。

二つ目は哺乳類と全く異なる血糖降下メカニズムを有していて、血糖を高く維持するための特殊なシステムを備えていること。

三つ目は、鳥類は血管系の神経支配が哺乳類と全く異なっていて、高血糖状態が続いても、哺乳類にみられるような糖毒性が発生しないことだ。

・反芻動物は、セルロースを胃のセルロース分解菌・原生動物が分解して牛の栄養にしているが、細菌や細菌叢が作るのは糖ではなく、アミノ酸と短鎖脂肪酸である。

すなわち、反芻動物は、食物から糖質はほとんど摂取していないのだ。

また、肉食動物も草食動物も100mg/dl前後の血糖値を維持しているが、食事から摂取した糖質で血糖値を維持していない。

すなわち、血糖値を維持するためのブドウ糖は食事由来ではない。



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