長生きしたけりゃ肉は食べるな その1
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大便通（辨野義巳）という本を読みました。
・子供が便秘になってしまった場合には、とにかく溜めずに出すことが大事。
溜まった便を出し、伸びてしまった直腸を元のサイズまで縮めないと、便意も回復しません。
便秘の期間が長くなればなるほど、直腸が弾性力を取り戻すのに時間がかかる。
・下剤を使用している人に、一日250gのヨーグルトを20日間にわたって食べてもらった。
すると10人のうち6人は排便の回数が減り、その中の2人は半減。
大便の状態も通常の固形便にまではならないものの、下痢は全員が緩和した。
・大腸がんのリスクを確実に高めるのが、肉、アルコール、肥満。
・酪酸は、たとえば腸内環境が悪化して下痢になったときなどに、腸の粘膜を修復する役割を果たしてくれる物質。
また、この酪酸を作る酪酸産生菌はオリゴ糖も作るので、それをエサにするビフィズス菌を増やす働きがある。
腸内環境を良くするうえで、極めて有用な存在と言える。
その酪酸産生菌は乳酸をエサにするので、乳酸菌は腸内に「善玉菌ネットワーク」を作るために欠かせない。
それが発がん物質や有害物質の増殖を抑えている可能性が高い。
一方で、乳酸菌が免疫の活性を高めているという可能性も指摘されている。
・潰瘍性大腸炎の原因は、大腸の上皮細胞の免疫異常と考える説が有力。
・肥満の人と痩せている人で腸内細菌の構成が異なる。
肥満の人は、バクテロイデス類が少なく、ファーミキューテス類が多い。
肥満の人を食事制限で減量させると、痩せている人と近い腸内細菌の構成となった。
・「ロングム菌BB536」というビフィズス菌の入ったヨーグルトを食べ続けて、著者は花粉症を克服した。
そのため、花粉症とは、「ビフィズス菌減少症」と考えている。
・O-157の食中毒で重症となり、死亡した人たちは、腸内環境が悪く、免疫力が低下しているという共通点がある。
・抗生物質の副作用には、腸内細菌のバランスが崩れるために、下痢や便秘だけではなく、カンジタ、耳鳴り、痙攣、光線過敏症などの症状を引き起こす場合がある。
・理想の大便を作り出すには、ヨーグルトと食物繊維たっぷりの食事が必要。
・食物繊維たっぷりの食品としては、サツマイモが◎
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