歯周ポケットの炎症の指標とは?

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テーマ:コラム


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Greensteinら(1981)のBOPと炎症性細胞の関係を調べた研究によると、ポケット内縁上皮側で炎症性細胞の占める割合は、BOPのない部位では28.4%に対し、BOPのある部位では44.9%と、有意(p<0.01)に多かった。

しかし、歯肉の外側(口腔内に面した側)では、それぞれ6.7%と8.7%であり、有意差はみられなかった。

また、Demmerら(2008)のBOPの有無とポケット内の細菌叢の関係を調べた研究では、BOPがある部位は、ない部位に対して歯周病に関連する細菌が5.25倍(p<0.001)、健康に関連する細菌は0.68倍(p<0.001)であった。(いずれもオッズ比)

これらのことは、肉眼的に歯肉に炎症がみられなくても、BOPがあればポケット内には歯周病関連菌が増え、ポケット内縁上皮に炎症が存在することを示している。

つまり、組織学的・細菌学的には、BOPはポケット内の炎症の指標となることがわかる。

(参考文献)
Greenstein G, Polson AM. Histologic characteristics associated with bleeding after probing and visual signs of inflammation. J Periodontol 1981 ; 52(8) : 420-425.

Demmer RT, Papapanou PN, Jacobs DR Jr, Desvarieux M. Bleeding on probing differentially relates to bacterial profiles : the Oral infections and Vascular Disease Epidemiology Study. J Clin Periodontol 2008 ; 35(6) : 479-486.



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