肥満しても脂肪がつかない場所とは?!

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テーマ:コラム

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睡眠時無呼吸症候群の要因に肥満がある。

しかし、その肥満がどのように発症に影響するかは不明であった。

そこでわれわれは、肥満が舌筋の形態や機能に及ぼす影響を解明することを目的に、高脂肪食を摂取させたラットにおける舌筋と咬筋筋線維内の脂肪沈着量、筋線維の直径、myosin heavy chainの組成の変化を解析した。

その結果、脂肪沈面積はオトガイ舌骨筋、舌骨舌筋において肥満群が正常群より有意に大きかったが、咬筋では差が認められなかった。

また、オトガイ舌骨筋、舌骨舌筋の筋線維直径は、肥満ラット群において対照群と比較して、10~20%大きかった。

両群間でのmyosin heavy chain isoform 発現量の有意な差は認められなかった。

これらの結果より、舌の沈下と深く関係する舌筋は、咀嚼筋である咬筋と比較し、より肥満による影響を受け、脂肪の沈着が起こり、その構造に変化をきたすことが明らかとなった。

****

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠時に舌が気道を塞ぐことがその原因とされています。

この研究により、正常群と比較して、肥満群では咬筋をはじめとした咀嚼筋では差がないものの、舌の沈下と深くかかわる舌筋では、その筋量が増加するとともに、脂肪も沈着することがわかりました。

結果としてその総重量が増加するために、肥満群では睡眠時に舌が後方に偏位しやすいということになるのでしょう。

肥満をしても咀嚼筋には脂肪が沈着しにくいというのも興味深いですね。


(参考文献)
Hayashi K, Storesund T, Schreurs O, Khuu C, Husvik C, Karatsaidis A, Helgeland K, Martin-Zanca D, Schenck K : Nerve growth factor beta/pro-nerve growth factor and their receptors in normal human oral mucosa. Eur J Oral Scu, 115(5) : 344-354,2007.

Saito T, Yamane A, Kaneko S, Ogawa T, Ikawa T, Saito K, Sugisaki M : Change in the lingual muscles of obese rats induced by high-fat diet feeding. Arch Oral Biol, 55(10) : 803-808,2010.




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